コロナで外出が制限される中、新しい趣味として海水水槽はどうでしょうか。ゆらゆらゆれるイソギンチャク。それに戯れるクマノミ。青い光に照らされる独特な世界。ゆっくり眺めることで日常のストレスも和らぎます。また水族館に行けない子供にも好評です。ちょっと敷居が高そうな海水水槽ですが、なるべくお手軽にをモットーに紹介していきます。
海水水槽の魅力とは
私は20年近くアクアライフを送っており、淡水水槽で魚やエビを長年飼ってきました。海水水槽は3年前に初めて今に至ります。海水水槽を始めたきっかけは、よくあるイソギンチャクに戯れるカクレクマノミを飼いたいというものでした。せっかくなら子供が小さいうちにはじめ、感動を分かち合いたいという思いでした。
海水水槽の魅力は淡水水槽にくらべ様々な生き物を飼えるというところだと思います。魚もいろいろな色や形、泳ぎ方があり、成長するにつれ姿かたちが変わるのもいます。
またエビやカニ、イソギンチャクやサンゴなど魚以外の生き物も豊富です。
また輸送技術が上がったため、通販で普通に購入できますので、近くに専門ショップが無くてもいろいろな種類の生き物を手にれるというところも昔に比べ敷居が下がってきているのではないでしょうか。
他には意外と長期飼育がやりやすいということです。3年間海水水槽をやってきて一度もリセット(水槽を空にして環境を変えること)していません。淡水水槽は2,3年経つと取り切れない汚れが溜まってきて、例えば黒ひげコケ(除去が難しい)が発生してきてリセットするとか、ある時からバタバタ生物が死ぬとかあり、けっこう長期維持が難しいのです。
一方海水水槽はうまく軌道に乗せると長期維持できる感じがします(まだ3年で偉そうに言ってすいません)。生物もけっこう強く長生きする種も多いです。クマノミなどのスズメダイ類は野生でも浅瀬にいるので、もともと環境変化に強いと思われます。
海水水槽は海の中を再現するので、青い光を使うことが多いです。「青色の光には、人の精神を落ち着かせる効能がある」という話もあるように、青い光の中を泳ぐ魚や揺れるイソギンチャクを見ていると、心がやすらぐ気がします。仕事で疲れて帰ってきて、飲み物片手に海水水槽をぼっと眺めるのも私にとってはちょっとした幸せです。
コロナで家にいる時間が増えた今こそ、初期投資がちょっと高いですが海水水槽をおススメします。
私の海水水槽紹介
うちの海水水槽の映像を撮ってみました
イソギンチャクとクマノミの共生と一緒にハゼとテッポウエビの共生も同居しています。特にハゼとテッポウエビの共生は見ていて面白いです。まったく違う種なのにお互いの信頼関係が見られます。この2匹はこの水槽で出会ったのですが、二日目からはもう同じ巣穴を使う仲になりました。自然界って面白いですね。
タンクメイト紹介【ふたつの共生が同居】
映像でも紹介しましたが、飼育している主なタンクメイトを紹介します。水質維持のためちょっと少なめです。
ハタゴイソギンチャク (2020/7~)
カクレクマノミが良く入るイソギンチャクです。大きく広がる時で25㎝くらいです。
近所のショップのアクアマリンで購入。セールで7,000円
カクレクマノミ (2018/7~)
海水魚のアイドルカクレクマノミです。2匹います。通販のチャームで購入。
最初は2匹とも小さかったのですが、1匹は大きくなりました。おそらくメスになったかな。
いつもハタゴイソギンチャクのところにいます。
ニシキテッポウエビ (2018/9~)
ハタタテネジリンボウとの共生セットを通販のチャームで購入。その後ハタタテネジリンボウはいなくなってしまったが、新しい相棒ギンガハゼと仲良くやっています
ギンガハゼ (2018/10~2022/5)
新たなニシキテッポウエビの同僚として通販の日海センターで購入。巣穴の入り口で他の魚を追い払います
ギンガハゼ (2022/7~)
今度は二匹同時に購入。仲良く同じ巣穴でテッポウエビと共生
カエルウオ (2020/4~)
水槽のコケ取りとして通販のチャームで購入。正面から見た顔がカエルに似ているからカエルウオ。ライブロックやガラス面についたコケを食べてます。あと動物性のエサも食べるので雑食なのでしょうか。
ホンソメワケベラ (2020/5~)
娘のリクエストにより、通販の日海センターで購入。動きが早くなかなかいい写真が撮れません。白い体に黒いストライプ。尾にかけてちょっと青みがかかっており非常にきれいな魚です。
特性としては暗くなるとさっさとライブロックの穴に入って寝てしまいます。
イソスジエビ (2020/8~2022/1頃)
磯で採取してきた2匹が元気に生き残っています。二本の長い手があり、手長エビに似ています。エサの残りを食べてくれます。食性は肉食系でコケは食べないようです。
タカラガイ (2018/8~)
白くてきれいな貝で有名なタカラガイ。起きて活動するときは外套で貝を包むので写真のような状態です。ライブロックやガラス面のコケを食べてくれます
ケヤリムシ (2020/3~)
チャームで購入したライブロックにいた。直径2㎝程。
目が見えるようで、近くに魚が来るとぱっと引っ込みます。しばらく経つとゆっくり開いてきます。けっこうお気に入りです。
海水水槽データ
2022年5月現在の水槽データ
オーバーフロー水槽に交換しました
①水槽:コトブキ レグラス R-600Lフレームレス曲げガラス水槽(60×45×45cm)
すいそうやさん アクリル3重管キット(16A×50A×75A) DIY取り付け
ふた自作
②水槽台:アクアテクニカ製(残念ながら2010年に事業撤退だそうです)
③ライト台:自作(ステンレスパイプ製)
④ライト:灯体 カミハタボルテス
左 アクアリウムライト E26 水槽ライト 20W LDR20AQ-W38 ビームテック
中央 LEDクリップライト 屋外 防水型 PSE認証済 スポットライト 小型 電球色 昼光色
右 アクアリウム ライト 54W 赤1/白6/青8/緑1/紫外線2 UV付き 【QL-14BK】
点灯時間 左 12:00~23:30 右、中央 13:00~22:00
⑤揚水ポンプ:Rio+2100
⑥スキマー:AQUA EXCEL EC15
⑦クーラー:ゼンスイ ZR-mini 水槽用クーラー ヒーターコントロールも兼ねる
⑧殺菌灯:カミハタ ターボツイストZ 9W 紫外線殺菌灯
⑨底砂:JUN プラチナリーフサンド + 極細タイプ+ライブサンド
⑩塩:人工海水 インスタントオーシャン
⑪純水:逆浸透膜タイプのエキスパートマリンZ 75
⑫サテライト水槽&フィルター:スドー 外掛式産卵飼育ボックス サテライトL+テトラフィルター用交換モーター AT-30
2022年1月時の水槽データ
①水槽:レグラスフラット F 600L(60×45×45cm) ふた自作
②水槽台:アクアテクニカ製(残念ながら2010年に事業撤退だそうです)
③ライト台:自作(ステンレスパイプ製)
④ライト:灯体 カミハタボルテス
左 アクアリウムライト E26 水槽ライト 20W LDR20AQ-W38 ビームテック
中央 LEDクリップライト 屋外 防水型 PSE認証済 スポットライト 小型 電球色 昼光色
右 Panasonic 昼光色(一般用)
点灯時間 左 12:00~23:30 右 12:00~23:00
⑤外部フィルター: エーハイム エココンフォート 2234 (60cm〜75cm水槽用)
⑥スキマー:ゼンスイQQ1エターナルナノスキマー
⑦クーラー:ゼンスイ ZR-mini 水槽用クーラー ヒーターコントロールも兼ねる
⑧殺菌灯:カミハタ ターボツイストZ 9W 紫外線殺菌灯
⑨底砂:JUN プラチナリーフサンド No.1 極細タイプ+ライブサンド2㎏
⑩塩:人工海水 インスタントオーシャン
⑪純水:逆浸透膜タイプのエキスパートマリンZ 75
⑫サテライト水槽&フィルター:スドー 外掛式産卵飼育ボックス サテライトL+テトラフィルター用交換モーター AT-30
淡水水槽からの移行なので、外部フィルター方式でやっています。エーハイム2234は水循環と生物濾過目的ですので、ろ材しか入っていません。
水の流れは
①水槽→⑤外部フィルター→⑧殺菌灯→⑦クーラー→①水槽
となっています。
水槽維持のメンテナンス
この水槽を3年維持していますが、メンテナンスはどういうことをしているかというと1,2週間に一度バケツ1杯(約8L程度)の水替えをしています。後はサテライト水槽のフィルター掃除や、スキマーに溜まった汚れを取り除いたりしています。毎回海水を作っているのですが、慣れますね。
ガラス面の汚れは貝が食べてくれますので、やはり水替え時に掃除するくらいです。
水槽にしっかりフタをしていますので、水の蒸発を抑えられるので足し水等もあまりやっていません。
オーバーフローに変更してからはしっかり汚れが取れており、水替えは一月に一回バケツ1杯程度です。
まとめ
まずは海水水槽についての概要説明させていただきました。海水魚は淡水魚にはない魅力があると思いませんか?この後は順次詳細や海水水槽立ち上げの記事を書いていこうと思います。
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