バイクの消耗品としてタイヤがあります。道路接している部品としてタイヤはバイクの走行性能に大きく寄与してきます。またいろいろな種類もあり慣れていない人は悩む部品の一つではないでしょうか。ここではスーパーカブ110でのタイヤ交換タイミングと銘柄について書いていきます。
スーパーカブのタイヤについて(JA59追記)
スーパーカブ110(JA07)のタイヤですが、チューブタイヤのフロント2.25-17サイズ、リヤが2.50-17サイズです。後継機種やC125についても調べてみると下記の表になります。
スーパーカブ110(JA07) | スーパーカブ110(JA10・JA44) | スーパーカブ110(JA59) | スーパーカブ125(JA48) | |
種類 | チューブタイヤ | チューブタイヤ | チューブレスタイヤ | ← |
フロント | 2.25-17 33L | 70/90-17M/C 38P | ← | ← |
リア | 2.50-17 43L | 80/90-17M/C 44P | 80/90-17M/C 50P | ← |
今回調べてみて知ったのが、JA07とJA10・JA44で表記が違う。2.25や2.50はインチ表記で、70/90はメトリック表記というそうです。で換算してみると。
メトリック表記≒インチ表記
●70/90-17≒2.50-17
●80/90-17≒2.75-17
表記だけではなくサイズも違っているんですね。JA10以降はタイヤが太くなっているようです。知らなかったです。
JA48とはサイズが同じですがチューブタイヤとチューブレスタイヤという大きな違いがあります。チューブレスタイヤはパンク修理が楽なので羨ましいです。
JA07カブに純正で付いているのはIRC製です。JA48カブもチューブレスタイヤですが純正はこのIRC製です。JA10、44も同サイズのタイヤがラインナップされています。
スーパーカブのタイヤは歴史がある車種なので色々なメーカーから出ていますので、交換タイミングで色々履いてみるのも面白いと思います。
新車で購入してから最初のタイヤ交換【ミシュランM45】
私のスーパーカブ110の初めてのタイヤ交換は走行距離9,200km時点でした。
リヤタイヤ
ゴムが減ってきて中心部は溝が無くスリップサインが出ています。
こうなると晴れの日はまだいいですが、雨で路面に水があるところでは排水されずに滑りやすくなって危ないです。
またゴムが薄くなってくると異物がチューブまで刺さってパンクしやすくなると思います。
フロントタイヤ
こちらはまだ溝が残っています。リヤタイヤに比べタイヤのパターンがだいぶ違いますね。
今回は前後同時交換することにしました。一番家から近いバイクショップのドライバーズスタンド2輪館で在庫がある中から選択しました。選んだタイヤはミシュランのM45というタイヤです。
フロント 2.25-17 4,900円
リヤ 2.50-17 3,500円
交換工賃 4,200円
廃タイヤ処分 314円
計 12,914円 (2011年当時の価格)
前に乗っていた大型バイクのタイヤに比べたら安いですね。1時間ほどまって交換完了。
チューブやリムバンドはタイヤ外して現物確認してだめそうだったら交換ということで進めてもらいましたが、交換しなくても大丈夫とのことでした。
リヤタイヤのミシュランM45
新品なのでタイヤのひげがすごいですね
フロントタイヤのミシュランM45
タイヤのパターンはリヤとそう変わらないですね
新品タイヤは滑りやすいので慎重に走り出します。走行してまず感じたのは重くなったかなという、タイヤの回りだしが遅くなったような感覚です。出だしが確実に悪くなってる気がします。けれども走りだしてしまえば走行中は安定感ばつぐんです。
コーナリングも安定して走れます。またこれだけタイヤが固いなら、パンクもあまりしないかなという期待もしてしまいます(でもパンクはしました)。
次のタイヤ交換【ピレリCITY DEMON】
リヤタイヤのミシュランM45がスリップサインできてきたので交換しました。走行距離は前回交換してから7,300km。純正のIRCに比べ耐久性はちょっと短かったです。
リヤタイヤ ミシュランM45
タイヤ中央部が減っており、スリップサインが出ています。
フロントタイヤ ミシュランM45
こちらはまだタイヤの溝が残っています。今回はフロントタイヤはこのまま継続使用することにします。
前回と同じドライバーズスタンド二輪館に行って交換してもらいました。
タイヤは同じミシュランのM45にしようと思いましたが、ピレリのCITY DEMONというタイヤが800円安かったので、違うタイヤを履いてみたくなりピレリを選択しました。
交換時に、チューブとリムバンドも劣化しているとのことで、交換してもらいました。
リヤタイヤ ピレリ CITY DEMON 2.50-17 4,217円
チューブ 1,112円
リムバンド 247円
廃タイヤ処理費 162円
工賃 2,700円
計 8,438円 (2014年当時の価格)
リヤタイヤ ピレリ CITY DEMON
タイヤのパターンはこんな感じ
走行してみてタイヤの違いですが、ミシュランM45と同じく走行安定性はいいです。走りだしもそう変わらないので重さもそう変わらないのでしょう。
耐久性
今年タイヤをチューブレスタイヤに交換したので(走行距離21,500km)、今でのタイヤの耐久性をまとめました。リヤタイヤの減りが早いのは私の乗り方が止まる時もエンジンブレーキかけて止まっているのでリヤタイヤに負担がかかっているせいかもしれません。
フロントタイヤ | リヤタイヤ | |
IRC(純正) | 9,200km | 9,200km |
ミシュランM45 | 12,300km※ | 7,300km |
ピレリCITYDEMON | ー | 5,000km※ |
走行距離21,500km時にはずしたタイヤ。
右がフロントタイヤのミシュランM45。溝はあるけどもう交換時期かなという感じです。
左がリヤタイヤのピレリCITYDEMON。まだ5,000㎞ということでスリップサインがでるまではもう少し持ちそうです。
で、この後チューブレスタイヤに交換しました。
まとめ
カブでのタイヤ交換について、交換距離や交換にかかる費用について書いてみました。タイヤについては走行に重要な消耗部品ですので、交換時期になったらしっかり交換することをおススメします。
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