水槽用ライトスタンドをステンレスパイプで自作してみた【意外と簡単】

海水水槽 アクアライフのススメ

水槽に不可欠なライト。そのライトを固定するライトスタンドが必要になります。市販品で水槽サイズごとにいろいろなタイプが市販されていますが、気に入ったのが無い場合は自作してしまいましょう。
60㎝水槽用にステンレスパイプ製のライトスタンドを自作しましたので、作製手法を紹介していきます。

この記事で分かること
自立式のライトスタンドのDIY

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ライトおよびライトスタンドに求める要件【私の場合】

私の場合のライトおよびライトスタンドに求める要件をまとめてみました

  1. 水槽内メンテナンス時もライトが照らせられること
  2. ライト破損を防ぐため、海水の跳ねが付かない位置にライトが設置できること
  3. 今後サンゴ飼育をやりたくなったときに、メタハラを吊るせる強度をもつこと
  4. 耐久性があること

1.2.は水槽内側の苔を取ったり、ライブロックを組みなおしたりするときに暗いとやりにくいので、ライトを点けたままメンテナンスができるようにしたいということです。
メンテナンスたびにライトをずらすのは面倒なので、その位置のままメンテできる高さとなると、だいたい水面から30㎝上くらいにライトがあるといいかなと思います。
それくらいの高さがあると、海水跳ねもほぼ届きません。

3.メタハラは昔からサンゴ飼育に定評のあるライトです。本体がけっこう重いとのことなので、吊るせるようにライトスタンドにそこそこの強度が必要となります。
LEDを追加したい場合も考え、耐荷重は10㎏以上欲しいところです。

4.海水の跳ねを考え、錆びないような材質が必要です。
水槽枠に取り付けるタイプはどうしても海水に近くなってしまうので、材質によるとは思いますが避けておいたほうが無難かなと思います(私の考えです。淡水は問題ないと思います)。

水槽用ライトスタンド種類【販売品】

水槽をきれいに照らすライトですが、最近はLEDが増えてきて薄型になったり、水槽枠に直接のせる足がついたスタンド一体型のものまでいろいろ出てきています。

ただし、スタンド一体型の場合は水槽上面からせいぜい10㎝くらい上になるので、私のライトおよびライトスタンドに求める要件に合いません。

また、いろいろなLEDライトを試してみたかったので26口金ならいろいろ使いまわせるボルテスの灯体が吊るせるようなライトスタンドが希望でした。 

その他のライトスタンドも要件に合うものはなかなか見つかりませんでした。
そういう時は自作(DIY)してしまいましょう

ライトを吊るすタイプのライトスタンド設計

私が自作したライトスタンドは水槽に取り付けるタイプではなく自立式としました。
錆に強いステンレスパイプで作製しました。
ライトを上から吊るせるように、水槽の真ん中に一本パイプを通し、そこから灯体を吊るします。

ライト下面と水槽水面までの距離は約30㎝開けた設計としています。
上からのぞくとこんな感じです。ライトは作業の邪魔にはなりません。

水槽フタを取った状態です

自立式ライトスタンド材料

材料です。ホームセンター(スーパービバホーム)で普通に購入できるものを選びました。
ステンレスパイプは直径19㎜(厚み0.8㎜)で、850㎜スパンで15㎏の耐荷重性能があるものを選択。

これよりも直径が小さいもの(16㎜等)もあったのですが、対応するエルボ等の部品がありませんでした。


後は下図のように採寸した必要な長さのステンレスパイプと、直径19㎜に合わせてエルボー等を必要数用意します。
足の先端はエンドキャップを用意し取り付けます。

自立式ライトスタンド製作

まずはステンレスパイプを必要な長さに切断します。
その為には、19㎜パイプが範囲になるパイプカッターを用意します。

塩ビパイプ等もきれいに切断できますので、一家に一台あると便利

切断面に印をつけ、パイプカッターで位置合わせをしてパイプカッターの刃を当てて、本体を回しながら切っていきます。ゆるくなったらつまみを締めて刃を近づけていき、さらに回していって切断します。

切断面は鋭利になっていますので取扱い気を付けてください。

パイプが切断できたら、エルボー等に組んでいきますが、寸法上エルボーの方が径が大きいのでパイプはゆるゆるです。接着剤で付けてもいいのですが貼りなおしが効かないのでセロハンテープをパイプ側に巻いて径を太くして圧入します。

パイプ切断がちょっと大変ですが、後は楽です。

使い勝手、耐久性検証

淡水水槽の頃から使っていますので、もう10年くらい使っているのですが特に問題ありません。
素材もステンレスなので、錆が浮くこともありません。

見た目もボルテスの銀色の灯体に合ってして違和感ありません。

今後ボルテスの灯体をやめて薄いLEDを取り付けることになったら、パイプを短くして調整もできます。その修正きくのも自作(DIY)ならではの良さかなと思います。

まとめ

SON
SON

パイプでのライトスタンドはパイプカッターでパイプを切断するくらいが大変であとはそんなに手間はかかりません。
耐久性もあり自分の欲しい寸法でできますので、市販品を一生懸命探すよりは自作した方をおススメします。

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