滝のあるアクアリウムを立ち上げて3年になりますが、植物の根が増えてきて魚の泳ぐスペースが狭くなったり、外部フィルターの取水スポンジに入り込んできたりしますので、1年に一度大掃除をします。
観葉植物の根がすごいことになりますので、その様子を紹介します。
滝のあるアクアテラリウム水槽メンテナンス
我が家のアクアテラリウムも3年が経過しましたが、うまくバランス(生物の排出物と植物の吸収)が取れているようです。水上の植物(スパティフィラムやオオミドリボウキ)がどんどん大きくなっていくのですが、それに伴い水中の根も張り巡らされていきます。
魚の遊泳スペースが狭くなっていったり、外部フィルターの給水スポンジに入り込んで流路を遮ってしまったりと悪影響が出てきます。水の回りが阻害されると水質悪化にもつながります。
余分な根を削除するには水槽から取り出さないとできませんので、他の箇所の掃除も含めて一気にやってしまいます。
ちなみにアクアリウムアプリを使えば、立ち上げからどれくらい経っているか、また前回大掃除をしてからどれくらい期間が経っているかすぐに分かります。
海水水槽と違って淡水水槽は有害物質がどんどん溜まっていくので(アクアテラリウムは植物が吸収するものの、有害物質が溜まるスピードが遅くなる程度)、定期的に大掃除をします。
水槽からすべて取り出す
では大掃除に入っていきます。
外部フィルター等の電源を止め、プロホースを使って水を抜きます。
外掛けフィルターを取り出した後、植物が乗っているフレームをゆっくり引き上げてパレットに置きます。
エーハイム2211の掃除
途中から水回り向上&水量増加の目的で追加導入したえエーハイム2211。生物濾過用ということと汚れによる詰まりが嫌だったのでウールマット等は入れていません。
それがどれだけ汚れているのか。
どきどきしながら開けてみたのですが、思っていたほど汚れていませんでした。
ろ材をザルに入れて、せっかくのバクテリアをダメにしないようにカルキ抜きした水でじゃぶじゃぶ洗います。茶色いヘドロっぽい汚れが少し出てきました。
2種類のろ材の間に挟んだ黒いスポンジはバクテリアは関係ないので水道水でしっかり洗浄。こちらも茶色いヘドロ汚れが出ました。
しっかり洗ったら、また元通りにろ材を入れます。
水槽の底砂利掃除
水槽から石等障害物を取り除き、生物を捕獲します。
その後は砂利入り水槽をそのまま外へ持っていき、水道で砂利をしっかり洗浄。
こちらからは結構汚れが出てきましたね。
水替えの時にはプロホースでなるべく砂利の汚れを吸い上げていますが、やはり中央部後ろの方は届かないので汚れは取り切れていないですね。
水槽ガラス面もスポンジでしっかり洗浄。
アクアテラリウムで植物が養分を吸っているので、ガラス面の苔は薄くついているくらいで強くこすらなくてもきれいになりました。
生き残っている生物
ちなみに今生き残っている生物達です。アクアリウムアプリには載せ忘れてますが、子供が学校からもらってきたヒメダカも入っています。
10匹入れていたミナミヌマエビは2匹しか残っていませんでした。隠れ家がもっと必要かな?
植物の根切り
次に根を削除します。横(右から見た)から見るとこんな感じで中央部の外部フィルターのスポンジを巻き込んですごいことになってます。
一番大きく育っているスパティフィラムの根がほとんどです。
正面から右奥を除いても根がすごいことになってるのがわかります。これでは魚もそっちへ行けません。
アクアテラリウム大掃除 pic.twitter.com/RwNu0qYhbj
— SON (@SON98990015) August 27, 2022
バッサリ切っていきます。左側の方も同様に根っこがすごいことになっているので切っていきます。
1年前も同じように切りましたが、とくにスパティフィラムやオオミドリボウキは影響無いように思います。
メンテナンス完了
根を切り終わったら、ついでに葉の方も剪定していきます。
すべて終わったらフレームを水槽に戻し、フィルター類も戻して飼育水を半分戻します。
ここで生物を戻し、カルキ抜きした水を足して外部フィルターを稼働して終了です。
水面下がスッキリしました。
エビの生存率が悪いようなので、隠れ家用に石を追加してみました。
まとめ
アクアテラリウムの大メンテナンスについて書きましたが、淡水水槽は定期的に水槽全体を掃除した方がいいです。そうしないと増えてくるとリセットするしかない黒髭ごけが大量に発生したりして水槽崩壊に繋がっていきます。適期的にメンテしやすい構造が必須ではないかと思っております。
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