カブのようなヘッドライトが高い位置にあるバイクは夜手前の路面が暗くなりがちです。特にJA07はハロゲンライトなので特に暗い。バイク用で売っているフォグライトは高くてなかなか手が出ないのですが、防水のワークライトであれば安く取り付けられることができます。JA07カブに取り付けた時の紹介をします
バイクには路面を照らす補助ライトがあると夜道も安全
バイク通勤しているとどうしても夜間の運転もあり、街灯がある道は問題ないのですが街灯がなくなる脇道に入ると真っ暗です。特にハンドル付近にライトがあるバイクは手前の路面がどうしても暗くなります。スーパーカブも同様で、かごつけて荷物を入れるとさらに顕著になります。
なので私のカブにも補助ライト(フォグライト)を付けてみました。さらには昼間はいらないのでスイッチをかましてON-OFF式にしました。
ヘッドライト自体をもっと明るいバルブに変更する手も考えましたが、JA07はAC(交流)12Vでライトを点灯しているので、DC(直流)のLED等に変更できず、補助ライト追加ということを選びました。
各パーツ選定
補助ライト選定
バイク用フォグライトで検索するといろいろ出てきます。
やはり消費電力が小さく光量もあるLEDを選びたいところです。
また防水機能は必須で、DC12Vで駆動するのを探すとけっこう出てきます。
あとは光の広がりで【狭角タイプ】と【広角タイプ】がありますが、今回は狭角タイプを選びました。
スイッチの選定
スイッチも様々な種類がありますが、防水スイッチとなるとだいぶ減ってきます。また補助ライトが点灯しているときは分かるようにスイッチ自体を光らせたい。
そこで選んだのが88houseのLED 防水スイッチシリーズです。車体の色に合わせて青色を選びました。
L165 LED 防水スイッチ 20アンペア SW-14
88house
価格: ¥1,540
ライトが付くので、入力出力アースの3端子タイプ
その他必要部材の用意
今回はシート下にあるバッテリ端子から+12Vを取り出し、ハンドル周りまで引っ張るので配線コード(赤色)とその配線を保護する配線チューブ、固定する結束バンドを用意します。また配線ショート時のことを考え、ヒューズを忘れずに入れます。
バッテリから引いた+12VがACC-ON時のときに通電するようにリレーも用意します。
配線の接続としてカプラーを用意しておくと便利です。工具としては電工ペンチが必要になりますので、持っていなかったら1家に1台あると便利でおススメです。ホームセンターの自動車バイク用品売り場にエーモンの製品が置いてあります。
またテスターもあった方がいいと思います。スイッチへの配線接続には平型メス端子が付きますが、半田で付けた方がはずれるトラブルなくていいと思います。
カブ(JA07)への取り付け
シート下の12Vバッテリからあらたに配線を引きます。エンジン上のカプラーにACCで+12V取り出せる端子があるので、そのあたりにリレーを設置。LEDライト自体はフロントバスケットのフロントキャリアの取り付け部にL字ステーで取り付けます。
LEDライト仮組+取り付け
LEDライトはネットで購入。
いかにもメイドイン中国らしいダンボールに入っており、説明書もありません。
正面からはこんな感じです。
付属の取り付けパーツを組付け、配線に2Pカプラーを接続。線は赤色と黒色の2色。赤が12V+でした。
取りつけはフロントキャリアの左側に、昔買って使わなかったL字ステーを挟み込んで固定。反対側も同じ厚さのワッシャーで斜めにならないように。
こちらは違う角度で。取り付けてから5年経っているので一部ボルトに錆が。L字ステーの先端が振動でぶるぶる震えるので、フロントキャリアに固定
12Vバッテリからの配線【リレー設置】
配線図はこんな感じ。追加する配線は12Vが赤、アースを黒か緑で配線しておくと後で電装品追加したときに分かりやすくておススメです。
まずは外装をはずします
1:センターカバー つめが硬いので、割れに注意
2:フロントカバー
3:レッグシールド 下側ボルトのカラー部にボスがあるので注意
4:ヘッドライト 左右のスクリュをはずします
5:左右ウインカー
まずリレーを取り付けます。エンジン上のところにある、6ピンカプラーの黒線(メインSW ON時、12V+)をカプラーより抜きます。精密ドライバーの小型マイナスドライバーではずします。
私はリレー青線を黒線端子に半田付けしましたが、配線割り込みの方法もいろいろあり、エーモンでは防水配線コネクターというのもありますね。
隣にある3ピンカプラーを抜き、同じく緑線(アース)にリレーのアース線(黒線)を半田付けし、元のカプラーに戻します。
バッテリー端子の+端子配線を接続し、ヒューズを途中にかましてリレーの赤線に接続します。
リレーの黄色線と新しい赤色配線を接続しフレームの他の配線に沿わしてフロントまでもっていきます
配線保護のため配線チューブに入れてフレームに沿ってヘッドライト裏まで通します。
スイッチ取り付け
スイッチに配線をはんだ付けします。アースが黒線を使用しています。
きれいに設置するまえに接続して動作確認。スイッチーONの時はスイッチの青色もきれいに光ります。
スイッチ裏側がけっこう出っ張るので、取り付け場所は裏側に注意。私はレッグシールドに決めました。ハンドルを動かしたときにも当たらない場所を選択。
穴はφ20㎜。ドリルとやすりで開けました。最初スイッチが抜けにくくするため、きつめに開けたらスイッチがオフしなくなったので、もう少し穴を広げて微調整。
取り付け場所、付いた感じは写真のような感じです。
裏側はこんな感じです。けっこうタイト。
(画像は最初に取り付けた時はスイッチに平型端子で付けたのでさらに出っ張ってます)
LEDライトからの配線を配線チューブで保護しながらヘッドライトカバー裏でカプラーでスイッチからの配線を接続。配線を結束バンドで固定。最後にもう一度ハンドルを左右に振って配線が引っ張られていないか、どこか当たっていないか確認します。
後はカウル類を元通りにします。
効果確認
夜になるまで待って、光軸を調整すれば完了
まずはヘッドライトのみ。
次にLEDを点灯。
デジカメだと補正が入って明るさは同じに見えますが、実際はかなり明るいです。見えにくかったフロントタイヤ手前を照らすので、良い感じです。
耐久性検証
このLEDライト、2016年4月から使っていますので、2021年4月現在5年間問題なく使えています。一方2019年1月頃にスイッチを押してもライトが付かなくなってしまいました。スイッチが壊れたかと思い、再購入して確認したところリレーが壊れていました。
リレーを交換したら直りました。フレームにタイラップで固定していたので、振動で壊れたのかな?ちょっと壊れた原因は分かりません。
あとは付属のボルトが錆出てきているので、同じサイズのステンレスボルトを買ってきて付け替えてもいいかと思います。
イカリングライト検討※追記
買い換えた赤カブ(JA44)にイカリングライトを付けました。
まとめ
バイクへ補助ライトを取り付けた記事を書いてみました。スイッチを取り付けましたが、LEDはたいした電力消費しませんので、スイッチ無しのつけっぱなしでもいいかもしれません。自分で考えて配線して想像通りに動いてくれると非常に満足感が得られます
コメント