私のカブが赤くなった【JA07→JA44 60週年アニバーサリーモデル】

カスタム整備(カブJA44)

今乗っているスーパーカブは110㏄が出た初代のJA07型。2009年から乗っているのでもう13年経過しています。前から気になっていた3年前に発売したJA44型の赤い60周年記念モデルの中古でいいのがありましたので、買い替えることにしました。

この記事で分かること
スーパーカブ 60周年記念モデルいついて
JA44型の感想など

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スーパーカブ60週年アニバーサリーモデルとは

スーパーカブ60週年アニバーサリーモデルとは2018年に110㏄と50㏄で期間限定で発売された特別車です。昔アメリカで人気だった赤い色に塗装され、60周年記念エンブレムが付いています。
実は発売した当初から気になっていました。
赤いカブは郵便配達バイクと間違えるということで、赤い色はあまりなかったと思いますので。
でもJA07型持ってるし、エンジン好調だしなということで手を伸ばしませんでした。
その後未練たらしくちょくちょく中古車市場を見てみると、限定車のため市販価格より高いプレミア価格がついてあきらめることに。

ところが2022年に新型スーパーカブ(JA59型)が発売となり、60週年アニバーサリーモデルは旧型車となった影響なのか、中古車価格が徐々に下がってきました。

乗っているJA07型もエンジン好調なもののもう13年も経過しています。
パッキン系のゴム類の劣化とか、きれいだったボディの青色もちょっと紫がかってきているとか、いろいろ気になってきていました。
ということで60週年アニバーサリーモデルを本気で探したところ、グリップヒーター付きの安めの車両がありましたので、見に行ってそのままご購入を決めてきた次第です。

夏休み明けの8/27にJA07カブと別れて、JA44 60周年モデルカブ納車となりました。

JA07型とJA44型の違い

仕様一覧よりJA07型とJA44型の比較をしてみます。

型式EBJ-JA072BJ-JA44
車両重量(kg)9399
燃料消費率(km/L)63.5(60km/h定地走行テスト値)62.0(60)<2名乗車時>
エンジン型式・種類JA07E・空冷4ストローク
OHC単気筒
JA10E・空冷 4ストローク
OHC 単気筒
内径×行程(mm)50.0×55.6
圧縮比9.0
最高出力(kW[PS]/rpm)6.0[8.2]/7,5005.9[8.0]/7,500
最大トルク(N・m[kg・m]/rpm)8.4[0.86]/5,5008.5[0.87]/5,500
減速比(1次/2次)4.058/2.4284.058/2.500
発売日2009年06月19日2018年11月22日
※受注期間は2018年8月1日(水)から10月31日(水)まで
希望小売価格249,900円(消費税抜き本体価格 238,000円)286,200円(消費税抜き本体価格 265,000円

JA44型は車重が6㎏も重くなっています。チェーンカバーが樹脂製から金属製に替わっているところが大きいのかな。
燃費もちょっと悪くなってます。車重と排ガス規制対応の結果でしょうか。
エンジンは最高馬力が0.1kW落ちていますが、最大トルクは0.1Nm上がっています。
値段は税抜きで27,000円上がってます。約10%アップでけっこうでかいですね・LEDヘッドライト化や材料費高騰の影響だと思われます。

もう少し比較してみます。

ライト類電球(ACタイプ)LED(ヘッドライトのみ)
ブレーキドラムブレーキ
ホイール・タイヤスポークホイール
チューブタイヤ
操作スイッチ類

JA44型はヘッドライトがついにLEDとなったモデルです。明るく省電力いいですね。ただし他のライト類は電球です。
ブレーキはドラムのままなので、JA07で履いていたキャストホイールとチューブレスタイヤのセットが使えます。新型のJA59型ではキャストホイール+前輪ディスクブレーキになってしまいました。
確かにブレーキの効きは良くなりますがカブの動力性のではドラムブレーキで十分だし、ほとんどメンテナンスなのがいいです。

操作スイッチの位置ですがホーンとウインカーの位置が逆になってます。普段使うウインカー位置が遠くなってしまいましたが、ホンダ車全般にこの位置に変更になっています。

中古バイク屋で見つけた60周年記念モデル

ネットで関東近辺を探していた所、はとやさんでお手頃の60周年モデルを見つけました。
2019年式で6,416㎞の走行距離の車両です。
決めては30万円切る価格で、グリップヒーター装備されているところでした。
店に連絡してJA07カブで見に行きました。車体は6,000㎞走行相当の状態で特別きれいなわけではありませんでしたが、十分でしょう。
というわけで、その場で契約しました。

今までありがとう、JA07型

思い出深いJA07カブだが、カブ110を2台持ってもJA07には乗らなくなるので今回は下取りに出しました。8万円での下取りとなりました。

走行距離24,509㎞、通勤の他ツーリング等であちこち行った車両でした。

新しいJA44カブに流用できそうなパーツを取り外しました。

バッテリを交換【リチウムバッテリ】

SHORAI製のLFX14L2-BS12は2014年からもう8年使っていますが、まだまだ元気です。こちらはJA44に付け替えます。

JA44納車時にJA07を引き渡しますので、JA07用で12V鉛バッテリを新規に購入しました。
YTZ-7S 互換 のCTZ-7Sというバッテリです。

Amazonで購入したのですが、お盆休みを挟んで注文してから届くまで10日程かかりました。早めに注文しておいたので間に合いました。箱そのままで届きました。
ちなみに液は充填済みの商品でした。

バッテリを付け替える

リチウムバッテリを外して交換します。YTZ-7S 互換とのことでちゃんとJA07に入りました。ナットが落ちやすいので注意。

手元のテスターが電池切れでバッテリの電圧が測れなかったので、そのままエンジンをかけてみます。無事セルモーター回ってかかりました。
電圧計表示では少したってからではありますが14V近くまで上がっており、安いバッテリですが何事もなく使用できました。

キャストホイールを戻す

キャストホールはもちろんJA44にも付けたいので取り外します。
JA07のスポークホイールとタイヤは保管していたのですが、リヤタイヤがパンクしたままなので直さないといけません。

タイヤホイールを店に持ち込む

リヤタイヤを車に積んで川越二輪館へ。チューブを購入してそのまま交換してもらいました。リムバンドが裂けていたとのことで、リムバンドも交換。

  • ダンロップチューブ 134047 225/250-17 TR4 1,780円
  • ホイール持ち込み交換工賃            1,100円
  • リムバンド 151535 22-17         380円

タイヤ交換は自信が無いのでやってもらいました。1,100円ならやってもらった方がいいと思います。

JA07のタイヤホイールを純正に戻す

ホイール交換は自分でやります。フロントはけっこう簡単。リヤはちょっと大変です。タイヤを抜いたり入れたりするときに車体を少し持ち上げる必要がありました。

リヤタイヤですが、改めて持ってみるとキャストホールの方がタイヤが太いせいもありスポークホイールセットに比べだいぶ重いです。
タイヤを車両から抜くのに苦労しました。

懐かしいスポークホイール装着のC110です。フロントのブレーキも大きくなりました。

スクリーンやリヤボックスもはずす

ちょっと錆が目立ってきた前籠と色落ちしてきたナックルバイザー、はずせないグリップヒーターと、外すとスイッチ穴が残るのではずさなかった後付けライト以外はほぼ初期状態。
久しぶりにスポークホイールで乗ったのですが、路面からの突き上げが少し和らいだ感じがしました。やはりスポークで衝撃を吸収しているんですね。

JA07でお店まで行き、お別れ。今までありがとう。

JA07→JA44乗り換えてみて

手続きをして新しくJA44 60周年記念モデルを購入しました。

JA07からJA44へ乗り換えて思ったことを記載していおきます。

  • ギアが入りやすい。失敗することがほとんどない。
  • ブレーキがよく効く
  • 左右に振られる気がする(タイヤの影響でした。後日タイヤを変更したら直りました)
  • エンジン振動がだいぶ抑えら、エンジン音も静かになっている
  • 加速感はJA07の方があった。マイルドになっている感じ
  • 1速時のギクシャク感が少ない
  • 純正リヤサスはボヨンボヨン感がなく性能UP

110ccも熟成が進んでピーキーさが抑えられてマイルドになった感じがします。
乗りやすくなりました。個人的にはぐわっと加速するJA07の方がエンジン特性は好みですが、あとはJA44の方がいいですね。

乗ってて違和感があったのはスピードメーター。120km/hまで刻まれており、60km/hでも真ん中!
60周年記念モデルの色ですが、黄色味の強いクリーム色に塗られた風防が高級感を出し、郵政バイクとの違いを主張しています。

純正リヤサスはJC07よりも全然いい動きです。JC07よりも固めな設定です。乗っていて違和感ありませんので、リヤサスは純正のままでいけそうです。

装備について

ちょっと走行し、田んぼの近くで止めて装備をじっくり見てみました。


まずはLEDヘッドライト!白くていいのですが、後日夜乗った時はロービームがやはり暗いですね。ハイビームにすると手前も照らして明るいのですが、ずっとハイビームでは走れませんので、追加補助ライトを考えないといけないかもしれません。

カブのマークかっこいいですね。
後フロントキャリアも付いていました。

このバイクはすでにカスタムされており、目立つのがこのダブルシート。KIJIMA スーパーカブ110用60周年ANNIVERSARY ダブルシート限定 というやつかもしれません。
シートキャッチャーがあり、開け閉めするときに毎回操作が必要なのです。右後ろからシート下に手を入れて捜査するので少し面倒です。シートを降ろしても自動でガチャとロックはかかりませんので、社外品ならではのちょっと不便なところ。
ダブルシートは開けると自立しますので、給油時不便にはなりません。

おなじくKIJIMAのダブルシート用キャリアがついています。が、小さくてボックス等は付けられなさそうです。耐荷重も5㎏しかないし。

ハンドルを見ると純正グリップヒーター付き。グリップヒーターは通勤には必須アイテムですからね。
JA07の時は自分で取り付けましたが、グリップエンドのスクリューが硬いので、初めから付いているのを探していました。

このままだと積載能力が低いので、早々に自分好みに改造していかないといけません。
それが楽しい。

まとめ

SON
SON

長年連れ添ったJA07とお別れして、同じカブ110㏄のJA44型に乗り換えしました。60周年記念モデルは少しおじさんには派手ですが、赤いバイクも気持ちが高ぶっていいですね。

これから自分の乗りやすいように手を入れていきたいと思います。

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