行者ニンニクは山菜の一種で、ニンニクの香りがするネギ科ネギ属の多年草です。漫画ゴールデンカムイで”プクサ”として登場していることから、食べてみたくなりました。近くのスーパーでは売っていないので、庭で育ててみることにしました。
行者ニンニクを食べたいので栽培する
行者ニンニクとは
行者ニンニクは、ネギ属の多年草。 北海道や近畿以北の亜高山地帯の針葉樹林、混合樹林帯の水湿地に群生しており、そのほとんどの繁殖地は国立公園などの自然保護区であるとWikkipediaでは書かれております。名前の由来は、ニンニクのような強い香りと、山にこもる修験道の行者が荒行の合間にこれを食べて体力を保持したからともいわれています。
漫画ゴールデンカムイで主人公が食べているのを見て、食したくなりました。
もちろん近くのスーパーでは売っていません。
通販で購入することもできますが、日持ちがしなく採りたてがうまいとのことでしたので、栽培してみることにしました。
行者ニンニクを庭で栽培する
行者ニンニクの苗を購入
行者ニンニクを栽培しようと思い立った11月、近くのホームセンターでは苗は売っていなかったので、通販で購入しました。
(追記 3月末ごろ葉が少し出ている苗がホームセンターで売られていました。でも一株360円と高め)
生育速度が遅く播種から収穫までの生育期間が5年から7年と非常に長いのが特徴で、通販先には色々な年代物の苗がありました。
最初から食べることが目的でしたので、採集可能な6年物の苗根を選択しました。
6年物苗根 20本 (6年物は1本5g以上)
3,000円(2023年11月時点 送料500円)
早速封筒で届きました。
封筒の中に説明書きとビニールに無造作に入った苗根が入っておりました。
行者ニンニク成長の記録
行者ニンニクの苗植え
23年11月にさっそく庭の、あまり日当たりのよくない区画に苗を植えました。
ここは同じく日陰地を好むミョウガも植えてあるところです。
特に肥料等は撒かずにそのままやってみました。
苗を植えた後近くの歩道に落ち葉が大量に落ちていたので、落ち葉をかき集めて撒き、軽く土を被せておきました。
(山野の状態を真似てみた)
成長の記録 2023年〜
一冬超えた3月末には芽が出てきて、3月17日時点では葉が出てきました!!
ミョウガも埋まっているのですが、そちらよりも早く葉が出てきました。
行者ニンニク初収穫
桜が満開になった4月初旬、植えた株からは葉が2、3枚出ている状況です。
葉を一枚生で食べてみました。
ニンニクの香がするニラという感じですが、ニラよりも柔らかい。後から爽やかな辛さを感じます。確かに美味しい。
でもたった一枚で口臭がニンニク臭に。。
初めてなので収穫のやり方がわからなかったのですが、通販で売っている姿のように根本で切るとその株は終わってしまうと思われたので、葉だけを摘み取りました。
行者ニンニクの葉を餃子に入れて食べてみた
行者ニンニクは肉と相性がいいとのことだったので、餃子に入れてみました。
なるべく大きめの葉を収穫。
細かく切って餃子のあんに混ぜます。5人前必要だったのでニラも追加しました。
餃子の量に対する行者ニンニクの量が少なかったかな。生で食べた時のような強烈なニンニク臭や辛さは感じないものの、ほのかにニンニクの香りもして美味しかったです。
行者ニンニクは所沢の暑い夏を乗り切れるのか
問題は関東所沢の暑い夏を乗り切れるかです。寒冷紗を使って今年の夏を乗り切ろうと思います。
結果はまた追記します。
花が咲きました 5月
一つの株から花が咲きました。葉の成長は止まったような気がします。これ以上大きくなりません。
ミョウガとともに、草にも埋もれてきましたので周囲の草を注意して除草しました。
ミョウガに覆われる 7月
元々埋まっていたミョウガですが、寒冷紗の影響かものすごく成長しました。これでは根本には陽が入らないんじゃないくらいです。
ミョウガをかき分けて根本を見てみると、草は枯れてきているがギョウジャニンニクはしっかりしていました。ここまで陽が当たらなくても大丈夫とは。
まとめ
幻の山菜と言われる行者ニンニクを庭で育てて食べてみました。行者ニンニクのように日持ちしない食材を庭で育てて採りたてを食べるのが家庭菜園の醍醐味です。
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