水耕栽培オーバーフローシステム拡張【もう一個追加して収穫倍?】

家庭菜園のススメ

水耕栽培をやっています。ホムセンボックスでオーバーフロー式の水耕栽培システムを運用していました。今年はえんどう豆にチャレンジしたのですが、始めるのが遅くトマトやきゅうりが間に合わない。ということでもう一個ホムセンボックスでシステムを拡張してみました。

この記事で分かること
オーバーフロー式水耕栽培システムの拡張のやりかたについて

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水耕栽培におけるオーバーフローシステムについて

本記事は以前作製したホムセンボックスを利用した水耕栽培用オーバーフローシステムの拡張をする内容となっています。
オーバーフロー方式にすることにより、根に浸かる水位が常に一定となり、水量も増えるので水替え頻度をさげることができます。

同時に栽培できる数を増やすためシステム拡張

今までは二か所しか苗を入れる穴がありませんでした。
ホムセンボックスを乗せているLuminousのスチールラックは、ぎりぎりもう一個同サイズのホムセンボックスを乗せられそうです。
下の貯水ボックスに使っているホムセンボックスが同サイズなので、これを上に持っていき苗を入れる箇所を増やすことにしました。

貯水ボックスを共有する

貯水ボックスは1個にしたいのですが、今までと同サイズでは水替え頻度が増えてしまいます。
水替え頻度を同等回数にするには、容量が大きなホムセンボックスを用意する必要があります。
貯水ボックスを1個にする理由は、複数に分けると養液の補充が面倒だからです。
上のホムセンボックスが各40Lくらい水が入りますので、80Lくらいは容量欲しいところです。

システム拡張作業

ということで、さっそく作業に入っていきます。

貯水ボックスに役目を終えた60cmワイド水槽流用

最初大きなホムセンボックスを購入しようと思ったのですが、ちょうど水槽交換で不要になった60cmワイド水槽が余っています。傷は関係無いし、最悪水漏れしても外なので問題無し。
100Lクラスの水が入るのが魅力です。
今のままでは台の高さが低いので、ブロックを購入してかさ上げしました。
1個の水耕栽培ボックスをそのままでかさ上げしたのでちと大変でした。
Luminousのスチールラックなので、柱を買ってきて付け替えた方が安定感はありますが、1個の水耕栽培ボックスそのままでやりましたので今回はできず。

60cmワイド水槽を置いてみます。
左上のボックスからのホースを上から差し入れます。

フタをしておかないと水の蒸発や生物の侵入等あります。今回はオーバーフロー水槽の濾過槽の仕切り板で余っていたプラスチックダンボールを使用しました。
ホースのところを切り欠いて載せ、上からガラス蓋で重しをしています。

水耕栽培ホムセンボックスを連結する

水耕栽培のホムセンボックスを連結します。
手持ちで余っていたTSバルブソケットを使う事にしました。穴を開けTSバルブソケットを連結します。ホムセンボックス内側にはOリングを挟んで水漏れを防ぎます。

ホムセンボックスの穴を塞ぐ

元々貯水ボックスとして使っており、側面に穴を開けていましたのでその穴を塞ぎます。
100円均一で買ったアルミテープでは水漏れしてしまいましたので、プラスチックダンボールをバスコークを使って貼付けました。

水を入れてみました。
今回手持ちのTSソケットの径ではちょっと小さいので、ポンプの水量をだいぶ弱めにしています。
もっと大きなパイプで作成すればよかったと反省。
水が流れてくれればいいので、とりあえずはこのままで様子をみます。
余裕があったら手前側にもう少し太いパイプで連結させたいと思います。

システム拡張完成形

システム拡張完成です。
下の60cmワイド水槽からRio+ポンプで右側のホムセンボックスに養液を供給。
連結パイプを通り左側のホムセンボックスに供給され、オーバーフローパイプを通って下の水槽に戻ってくるという流れです。
総水量160L近く!
貯水槽だけでも80Lは入れられるので、水供給頻度をだいぶ減らせられるのではないでしょうか。

その代わり、水を補給するときには数十Lの塩素が抜けた水が必要なので、雨水タンクは必須かもしれないですね。
液体肥料のハイポニカも大きなタイプを購入しておいたほうが無難ですね。

貯水槽は水槽なので透明です。水位は分かっていいのですが、日光を当てるとすぐにコケが生えてくると思われますので、風呂でだめになった風呂のフタを流用して日除け&水温上昇を防いでいます。
見た目はちょっとイマイチなところがありますが、目をつむることにします。

システム拡張後

さっそくトマトときゅうりの苗を購入し、右側の水耕栽培のホムセンボックスにセッティングしました。これで今年はえんどう豆2ポットと、トマトときゅうりを同時に栽培できるようになりました。

トマトは力強く伸びていきました。
根元から出てきた脇芽はそのまま伸ばし、後の脇芽は取り除きます。
きゅうりも購入した苗はあまり状態良くなかったのですが、元気に伸びて花を咲かしています。

水耕栽培えんどう豆

今年初めて水耕栽培でえんどう豆を育ててみました。
問題無く豆をつけてくれました。土と違うのでヨトウムシの被害に合わないのが大きいですね。土で栽培したときは葉はおろかさやや中の豆まで食べられてしまいました。
大きなフンだけ残して昼は土に潜ってしまうので、なかなか駆除ができません。

獲れたて時短豆ごはん

豆は採ってからどんどん味が落ちていく、また朝採るのがいい、ということで、朝採れ豆ごはんをやってみました。
まずごはんを3合洗っておき、500ccの水を沸かし始まます。塩13g用意(ちょっとしょっぱかったので、8gくらいでいいかと)

庭に出てえんどう豆を収穫。

すぐにさやから豆を取り出します。中は少し湿っていて非常にみずみずしい!
豆がパンパンにはいっています。我が家の家庭菜園の歴史ではけっこういい出来です。

全部で120gの豆が採れました。

すぐに沸かしておいたお湯で5分間茹でます。火を止めた後はそのまま湯に入れたまま冷ますと、豆がきれいなつやつやの状態になります。ちなみにそうめんも沸騰したお湯に入れ、火を止めて温度を下げてから出すと麵どうしがくっつかなくなります。

あとはざるにあけ豆は置いておき、ゆで汁に調理酒を混ぜてごはんと一緒に普通に炊きます。
炊けたら置いておいた豆を入れて混ぜたら朝採れ豆ごはんの出来上がり。

すぐに食べてしまったので写真を撮るのを忘れてしまいました!

ちなみに茹でたての豆をそのまま食べてもものすごく美味しいです。
採れたてをすぐに味わうことができる。これこそ家庭菜園で作る一番のメリットです。

その後の耐久性(22年10月 追記)

水溶液の減りが早く、水漏れもするので確認しました。

ナス2株と秋に追加したミニトマト

80L近くの水溶液が無くなってます。また上のボックスからポタポタと右の方にたれています。

塞いだ穴からけっこう漏れていたようです。このボックスは交換かな。

連結部からも水漏れの跡が。Oリングはひびが入って切れていました。

排水部も水漏れの跡が。こちらのOリングもひびが入って劣化していました。
屋外という厳しい環境に適当に買ったOリングがもたなかったようです。材質を考えなければなりません。

一旦中止し、Oリングを検討したいと思います。

次は下記を試してみようと思います。

まとめ

SON
SON

水耕栽培システムを拡張した記事を書いてみました。
土がいらないメリットは連作障害だけではなく、いらない土の処理等も不要ですので、マンションのベランダなどでも栽培しやすい手法なのではないでしょうか

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