青色メインの海水水槽用LEDで水槽を照らすときれいなのですが、写真を撮ると実際の見え方とは違って撮れてしまいます。青く暗くなってしまったり、赤色LEDに反応して赤くなってしまったり。
コーラルレンズを通して撮影することで、海水水槽を実際の見た目と近いように撮影することができます。
コーラルレンズとは
海水水槽の青色照明に照らされた対象物を普通に写真に撮ると青く暗く映ってしまいます。
見た目と同じように写すには、コーラルレンズという特殊なフィルターを通すことで青色波長を抑制し、見た目と同じ色合いに写真を撮ることができます。
うちの海水水槽もサンゴを始めようと思いましたので、メイン照明を両方とも青色LEDメインの海水水用LEDに交換しました。実際に目で見たときは違和感なくきれいに見えるのですが、写真(携帯カメラ)で撮ると青みが強すぎたり、逆に赤色が目立ったりときれいに撮れなくなってしまいました。
そこで携帯カメラで使えるコーラルレンズを購入してみました。
携帯カメラ用のコーラルレンズ
コーラルレンズはいくつか種類あります。
Amazonで中国メーカー製のがいくつかあり、その中でも安い割には口コミが良かったものを購入してみました。
コーラルビューレンズ(メーカー:: xuuyuu.)
¥2,631
HPの記載としては、
水族館の水生植物やサンゴの撮影に適しています。
【オレンジフィルターレンズ】サンゴの色を濃くして、サンゴをカラフルにします。
【黄色フィルターレンズ】青色光をフィルター処理して、実際のショットを復元します。
とありました。
中身は携帯に取り付ける為のクリップ型フィルタホルダーと、黄色とオレンジフィルターレンズ、そして拡大レンズの3枚が同梱されていました。
撮れた画像を比較してみた
早速カメラに取り付けて撮影して写り具合を確認しました。ちなみに拡大レンズはイマイチ効果が分かりにくかったので使っておりません。
イエローやオレンジレンズは普通の白色照明下では黄色やオレンジの色がうっすらつきます(下の画像の水槽の写りで分かります)
比較した一覧が下記です。
何も無し | イエローレンズ | オレンジレンズ |
水槽全体、ハタゴイソギンチャク、底の方にあるボタンポリプを被写体にそれぞれ写してみました。
携帯のカメラ設定は面倒なのでオート設定です。
イエローレンズやオレンジレンズを付けると目で見ている色合いに近くなりました。
何も無し状態では赤色をが強く出てしまい、底砂も赤く、シアノバクテリアが広がってしまったように見えてしまいましたが、レンズを通すとそれが抑えられています。
イエローとオレンジとの写りの違いはぱっと見では大きな違いは感じられませんでした。
何も無し
一覧で表示した画像です。
何もレンズをつけない状態です。
全体水槽画像はちょっと青いですが比較的違和感なく撮れましたが、ハタゴイソギンチャクやボタンポリプを接写すると赤紫色に写ってしましました。
これでは本来の色ではありません。
イエローレンズ
イエローレンズです。ホルダーにネジ式で回し込んで固定します。
レンズがだいぶ大きめなので、カメラに固定するときも位置決めはアバウトでOKです。
(前に買った携帯カメラ用望遠レンズはほぼ携帯カメラのレンズと同サイズだったので、なかなか合わせるのか大変でした)
水槽全体ですが、違和感ない色合いの画像を撮ることができました。
ハタゴイソギンチャクは中心部の蛍光グリーンもうまく撮れてます。
普通の白色照明下では普通に茶色なので、水槽用LED下での綺麗なハタゴイソギンチャクの姿を写真に残すことができました。
こちらはライブロックに活着しているボタンポリプ。こちらも白色照明ではただの茶色ですが、紫外光が当たると中心部が蛍光グリーンに発色して綺麗です。
オレンジレンズ
こちらはオレンジレンズです。謳い文句はサンゴの色を濃くしてカラフルに見せるとありました。
結果から先に言いますと、うちの照明、サンゴではイエローレンズとの違いは分かりませんでした。
まとめ
海水水槽で海水水槽用LEDを照明にしている場合は、綺麗に写真を撮りたかったらコーラルレンズは必須アイテムでは無いでしょうか。値段もそんなに高くはありませんので。
私は映像も携帯で撮っていますので、このレンズを使っていきたいと思います。
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