滝のあるアクアテラリウム水槽をもう2年ほど維持してきているのですが、ちょこちょこエビや魚が落ちています。先日も出目金が☆になってしまい、家族から”死の水槽”と言われてしまいました。外部フィルターくを水流増目的で追加してみました。
”死の水槽”の原因は何か?
おうちの中で滝気分!?滝のあるアクアテラリウム水槽を立ち上げて維持しています。
植物は非常に順調です。どんどん伸びてきてスパティフィラムなんて当初のLED照明に当たるので、スタンドを作って照明をかさ上げしたほどです。
一方生物の方はミナミヌマエビを投入していますが、稚エビが育ったりすることなくぽつぽつ☆になってしまっています。魚も最初のころはメダカを入れたのですが、数週間するといなくなってくるといった感じです。
入れた直後に☆になるわけではないので、水合わせが失敗したりしているわけでは無さそうなのですが。
で、前回原因としては水が淀むところがあるので、そこから水質が悪化しているのではないかと思い、滝からの水の流れを変更しました。
これで半年ほど様子を見ているのですが、やはり後から入れるミナミヌマエビが少しずつ☆になっていっている気がします。
水の淀みもまだあるような気がしますので、もっとしっかり水を回して水質を良くしていかないといけないかと思います。
ウイローモスにコケが付いてきたりしていますので、水質はイマイチなのでしょう。
水の回りをよくするためには
水の回りを良くし、水質を均一化してフィルターまで戻していきたいですね。手法としては下記が考えられます。
■ 水中ポンプを使って水を回す … 今回のアクアテラリウムのではあまり水中ポンプを設置する場所が無いことや、局所的に水流が強くなりすぎるところがあるので今回は採用しませんでした。
■ 外部フィルターを追加して水を回す … 外部フィルターを使っても水を回せます。後はどの形式をとるかになります。
- 外掛け式 … 今滝の水源として使っているテトラ オートワンタッチフィルター AT−50のようなタイプです。これだと高いところから水が落ちますので、今のレイアウトに追加するのはあまり合わないかと思います。
- 密閉式 … ホースで水を吸い上げ、密閉式フィルターを通して水槽に戻すタイプ。これなら水が淀んでいるところから水下げられ、好きなところに水を戻せそうです。また、フィルターの分水量を増やすことができます。水質安定化には水量も大きく影響します。
ということで、総合的に?検討し、密閉式フィルターを導入することにしました。
エーハイム2211を導入
密閉式フィルターを選ぶわけですが、メーカーはいろいろあるのですが私はエーハイムを選びたいと思います。
過去外部フィルターはいろいろなメーカーのを試してきました。私は少し天邪鬼なので、王道のエーハイムを避けていました。2年くらいでポンプが止まって等繰り返してきて最後にエーハイムを購入。今も海水水槽で使っているエーハイム エココンフォート 2234です。
もう数年使っても水量がほとんど落ちないし、抜群の信頼性です。
すっかり私はエーハイムのファンになってしまいまいました。
ということで、今回もエーハイムから選択します。設置場所の都合から細身で水流が合う、エーハイム2211を選択しました。
玄関で開梱。止水弁もしっかり付属しています。
エーハイム2211 セッティング
さて、さっそくエーハイム2211をセッティングしていきます。
ろ材が付いていますので、さっと水洗いします。
あまり粉っぽいのは出ませんでしたが。
で、マニュアルには物理ろ過のために活性炭フィルター等を挟むとあります。
今回は水流を付けてあげることと水量増加なので、エーハイムには物理ろ過は求めていません。
メンテもあまりしたくありませんので、目詰まりして水流低下の原因になるフィルターははずして設置しました。
水槽に設置
水槽に設置します。
水槽にはもともと田砂を敷いていましたが、フィルターが吸って壊れやすくなるかと思い今回はホームセンターで売っていたメダカ用の明るい色のジャリを買ってきて敷いています。
エーハイムの吸水ポイントは、水が淀みやすい左側にしました。プレフィルター(スポンジ)を付けて設置します。水槽右側は外掛けフィルターの吸水ポイントになっているので、両端から吸い上げる構造となっています。
これで水が淀むことは無いはず!
エーハイムのフィルターを通って吐出する先は、外掛けフィルターの中にしました。
下の画面、外掛けフィルターの上流側に入れることによって、フィルターを通してのきれいな水が水槽内に滝として供給されることになります。
外掛けフィルターのポンプからの水+エーハイムからの水を合わせても、水があふれることはありませんでした。
このままだと エーハイムの吸水パイプが邪魔をしてフタが閉まらないので、エーハイムの吸水パイプ分フタ側を削っています。
滝から落ちる流量は以前の倍近くになりました。
また、エーハイム+パイプ分水量が1.5Lくらい増えましたので、水質の安定化(水温含め)にもつながっていくと思われます。
エーハイムにはろ材が入っておりますので、ろ材にバクテリアが居つくように1週間このまま水を回しました。
ゴールデンハニードワーフグラミーを導入した
やはり魚がいないのはさびしい。
ということで、出目金が☆になったあとエビしかいない水槽に魚を入れたくなりました。
なるべく水質にも強い小型魚ということで、20年前に熱帯魚飼育をはじめるきっかけとなったゴールデンハニードワーフグラミーを3匹導入しました。
ゴールデンハニードワーフグラミーは大きくなっても体長4cm程にしかならないので、45cm水槽にはぴったりです。
また、ラビリンスという補助呼吸器をもっており、たまに水面で空気を吸います。なのであまり水深が深くない方がいいのではないかと思います。
水中に発生する微生物も食べます。たまにミズミミズが居たりするのですが、捕食しているところを見ました。
また、二本のヒレを使って他のハニードワーフグラミーとコミュニケーションを取ったりするのが見てて面白いです。
性格は温和ですが、やはり縄張り意識があるので同種を追い掛け回すことがあります。
今回3匹導入したのですが、1匹は追い掛け回されて1週間後に☆になってしましました。残念。
熱帯魚を入れるときはヒーターも忘れずに
ハニードワーフグラミーは熱帯魚ですので、水温は25℃程度に維持しないといけません。
おススメはオートヒーター。25℃設定のを買ってきて入れます。
長さが短い、GEXのセーフカバー オートヒーター36(12L以下)を購入し、目立たないところに入れています。
足し水も工夫を
アクアテラリウム水槽は植物からの吸い上げや、開放されているため水の蒸発が進みます。
毎日1Lくらいは蒸発しますので、1Lの水差しで1日汲み置きした水を追加していました。
念のため足し水にも水質調整剤を入れることにしました。
効果検証
ゴールデンハニードワーフグラミーを入れて1.5カ月ほど経過しました。
1.5cmくらいの小さな個体で、上に書いてきたように3匹のうち一番小さな1匹は2週間程で☆になってしまいました。他の2匹に追い回されていたので、水質ではなくストレスではないかと信じたい。
ペットショップでたくさん一緒に居るときは普通に泳いでいるのですが、隠れ家がある程度ある水槽に入れると途端になわばりを主張するケースは良くあります。
残り二匹はいまでも元気に水槽内でエサを探しています。
水槽内に発生しているミズミミズ等の駆除にも役立っています。
水槽の調子がいいので、カージナルテトラ10匹追加しました。
青いラインと赤がきれいです。
大掃除の時には面倒なエーハイム
先日水中ランプを固定していたタイラップが切れプラプラしてしまったので、水を抜いて基礎部を取り出し水中ランプを再固定した。
その時かなり水を抜いたので、エーハイムの吸水ホースにエアーが入ってしまった。
そうするともうこのエアーはそのままでは抜けないので、一度エーハイム2211本体を引き出し、中の水を空にしてから吐出ホース側からエアーを吸い込み水を導入させる必要がありました。
エーハイム2211の設置場所は水槽裏側に置いていますので、この辺の作業はだいぶ面倒です。
まとめ
アクアテラリウム水槽は水量が少なめになってしまうので、水温、水質が変化しやすいです。そのため変化に弱い生物は厳しいのかもしれません。
外部フィルターを追加して水流、水量増加し、水質均一化をはかりました。
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