庭にブルーベリーを植えて7,8年になります。大きくなって美味しい実を付けてくれるだけではなく、春先にはかわいらしい白い花をつけ、夏は青い実を実らせ、秋冬は紅葉して赤い葉になるなど季節を通して楽しめる木でした。また根付いてしまえばほとんど手間がかかりません。そんなおススメのブルーベリーに関する情報を紹介します。
庭木にブルーベリーをおススメする理由
ブルーベリーはジャムなどの加工品をよく見ますが、生で食べても非常においしいフルーツです。旬は夏で紫色の実をたくさんつけてくれます。
そのまま食べても美味しいですし、一度冷凍庫で凍らせてから食べるとアイスのような感じで食べられます(ちょっと酸っぱいのも凍らせるとあまり気にならなくなります)。
中に小さな種はあるのですが、皮も含めて丸ごと食べれますので、面倒くさがりな私でも好きなフルーツです。
一度ブルーベリー狩りができる農場に行ったのですが、季節は夏なので暑く、また実も少しぬるくなっていてあまり楽しいものではなかった記憶があります。
庭木であれば、朝涼しいうちにちょっと味わってということができ、子供たちも小さい頃は寝間着のまま採ったりしていました(今ではもう採ってくれません)。
庭のブルーベリーが最盛期です。
— SON (@SON98990015) July 24, 2022
これでもけっこう収穫したあとなのですが。 pic.twitter.com/ymaudFWHXN
ブルーベリーの春夏秋冬
ブルーベリーは”実”だけが魅力ではありません。春には花を咲かせます。
品種によって花の形は違うのですが、白くて下向きの小さな花をいっぱいつけます。
その後は実が楽しめるのですが、紫色になる前の実の色の変化も綺麗です。最初は黄緑色の実なのですが、そこから徐々にピンクになって赤紫→紫と色を変えていきます。
秋から冬にかけては今度は葉が紅葉します。
年中色々な色を楽しめるのがブルーベリーです。
2022年の6月猛暑の影響
2022年の6月は2週間ほど記録的な暑さが続きました。庭のブルーベリーも一部シワシワになってしまいました。
ブルーベリー植え込みの仕方
庭木に最適なブルーベリーは鉢植えも可能ですが、地植えの方がはるかに世話が楽ですし大きくなります。
秋頃にホームセンターでは売れ残った苗木が値引きされるので、そこが購入の狙い目。
酸性土壌を好みますので、植える場所にはピートモスを一袋買ってきてどさっと入れて土壌を酸性にしておきます。
年間のお世話
ブルーベリーは年に数回、ブルーベリー用の肥料を根本に撒いておきます。
後は枝の剪定ですね。風通しが悪く無らないように混み入った枝を剪定します。
春から夏にかけてニョキっと緑色の新芽が伸びます。
これは来年に花をつけて実がなりますので、なるべく残し古い茶色い枝を思いきって切っておきます。
ブルーベリーの害虫
ブルーベリーにはあまり害虫がつかない気がします。
付くのはイモムシや毛虫系で、葉が食害されることが多いです
ヨトウムシ
ヨトウムシはブルーベリーにも上がってきて、葉や若い実を食い荒らします。大きくなってくると食べる量が半端ないので、捕殺します。
昼は土に潜るので、あまり高いところまでは登ってきません。
ヒメシロモンドクガ
2022年に初めて発生しました。葉を食べますがヨトウムシ程は大食ではないようです。
毒はないそうですが触れると毛が皮膚に残るとのことでこちらも招かざる客です。
見つけたら捕殺します。
ブルーベリーを食べに来る鳥
ブルーベリーの実の天敵はズバリ鳥です。
家の近くにはスズメの親子がいます。そんなにはブルーベリーを食べないようですが、一度網の中でバタバタしていたので、食べるようです。
でも一番の天敵はヒヨドリです。
最初の頃は網無しでも良かったのですが、ある年に見つかったんでしょうね。来るようになってしまいました。
ヒヨドリは体が大きく大食漢なので、一羽でもあっという間にブルーベリーが無くなっていきます。
ヒヨドリは場所を覚えるので、一度見つかったらもう逃れられません。食べごろな実を早朝から食べられてしまうので、手を打たないとヒヨドリの為にブルーベリーを育てているようなものになってしまいます。
鳥からブルーベリーを守るには
ネットでもいろいろ調べたのですが、鳥はけっこう賢いのでいい手はなく、網等で物理的にブルーベリーにアクセスできなくするしかないようです。
防鳥ネットを張る
ホームセンターに売っている防鳥ネットを張ってみました。
被害はだいぶ減りましたが、しっかり覆うことが難しいのと、鳥も必死なので隙間があると入って食べてしまいます。網には恐怖心は無いようです。
一方、ブルーベリーを収穫するときもこの網は邪魔で、収穫する気が失せるという悪循環に陥ってしまいました。また、夏場もブルーベリーの木は成長するのですが、このネットで成長を阻害されてしまうこともありました。
というわけで、ゲージ状の防鳥ネットを張りました。
立てるときは面倒ですが、一度立ててしまえば鳥は入ってこないし、収穫も楽。
成長した枝もゲージ内であれば問題なし。
見た目もブルーベリーの実が終われば、網をはずせばまあ問題ないでしょう(実際は面倒なので半分は付けっぱなしなのだが)
ゲージ状の防鳥ネットを張ってからはたくさんのブルーベリーの実を収穫できるようになりました。相変わらずヒヨドリはやってきて、ネットからはみ出したブルーベリーを食べていますがそれくらいはおすそ分けしてあげています。
ゲージ状防鳥ネットの張り方
ゲージ状防鳥ネットの張り方を紹介します。
耐久性を重視しましたので、ネットは防鳥ネットで売られているのではなく、ゴルフ用のネットを使います。これを枠に固定するというやり方です。
枠には丈夫なヤザキのイレクターを使います。寸法はこの時のブルーベリーの木が入るサイズということで、幅300㎝、奥行き100㎝、高さ240㎝としました。
イレクターの太さはφ28、色はアイボリーにしました
材料一覧
枠
- イレクターパイプ H-900 S IVO ×2
- イレクターパイプ H-1500 S IVO ×4
- イレクターパイプ H-1200 S IVO ×8
- イレクタージョイント J-50B IVO ×4個 土中に埋めるパイプの先端に使用
- イレクタージョイント J-4 S IVO ×4個 コーナー部分ジョイント
- イレクタージョイント J-23B IVO ×6個 パイプをつなぐ接手です
- イレクター サンアロー接着液 EY-30 接着剤です
ネット
36本ゴルフネット 3M×3M (シルバーグレー)を寸法指示して注文
- 3M×3M ×1 … 上面と背面
- 2.7M×2.7M ×2 …側面と前面(半分)
防鳥ネット設置の仕方
幅方向は150㎝をジョイントを使って300㎝を2本作製。高さも120㎝をジョイントを使って240㎝のものを4本作製します。
壁にくっつけるように設置し、フェンスと耐候性タイラップや針金で固定します。
後は隙間ができないようにゴルフネットを耐候性タイラップで固定していきます。
前面から入れるようになっており、30㎝くらい左右のネットが重なるようになってます。普段は着脱可能なタイラップで開かないように固定しています。
隙間があると鳥が入ってきてしまいますので、地面との隙間もしっかり塞ぎます。
網の中に入る鳥がいた 追記(’23/6)
ブルーベリーがそろそろ収穫を迎えたころ、防鳥ネットの方からピヨピヨ聞こえたので見てみると、ネットの中で数匹の鳥が!!
近づいてみると目の周りが白いのでメジロでした。3匹ほどブルーベリーをつついていました。
メジロは普通に網の目を通って逃げていきました。
ネットの網の目は25㎜角の大きさしかありませんが、メジロはここを通り抜けてしまうんですね。
体が小さいのでそんなに被害は無いと思いますが。
まとめ
庭木におススメなブルーベリーの紹介から、ゲージ状防鳥ネットの張り方まで紹介しました。
ブルーベリーは美味しいのはもちろん、皮も種もそのまま食べれるので楽です。
地植えであれば根付けばどんどん大きくなり、収穫も増えるのでぜひチャレンジしてみてはどうでしょうか。
コメント