立ち上げたらやめられない海水水槽メンテナンス【週に一度の水替え】

アクアライフのススメ

海水水槽を立ち上げたら、その状態を維持するためにメンテナンスが必要です。主には水替えや機器の掃除等があります。3年程海水水槽を維持しておりますので、どういうメンテナンスが必要なのか、どんな機器が必要か、実際どうやっているのかを紹介します。

この記事で分かること
海水水槽の定期的なメンテナンスのやり方

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海水水槽メンテナンス項目【定期メンテナンス】

海水水槽を立ち上げて、魚を入れたアクアライフをスタートさせたわけですが、毎日エサを入れ魚は毎日フンをしますので、水槽に入れた分は出してやらないと蓄積していってしまいます。

その養分を使ってコケも生えてきますので、ガラス面の掃除もしないとせっかくのきれいな水槽が台無しになってしまいます。

慣れていない最初の頃はこの作業が非常に面倒なのですが、”慣れ”てしまえば問題ありません。
私も最初毎回この大量の塩を溶かして海水作るの面倒くせぇ!と思っていたのですが、慣れとは恐ろしいものです。

またメンテナンスを定期的に行うことで、水槽の変化を感じ取れたりします。

海水水替え ~まずは海水を作る~

メンテナンスの基本は水替えです。海水水槽の場合は当たり前ですが海水を作らなくてはなりません。
頻度と量に関してですが、私の場合100Lの水槽ですが、週に一度バケツ一杯(約8L)の水替えを行っています。

水道水から純水を作り出すエキスパートマリンZ

通常は水道水に海水用の塩(カルキ抜き入り)を混ぜて作っていきますが、水道水には取水方法により地域によって異なりますが、イオン化したミネラルや重金属コケの栄養素となるリン酸塩やケイ酸塩等を含んでいます。
私の住んでいる所沢市の水道は河川と地下水のブレンドとのことでかなりミネラルがありそうです。

最初は水道水をそのまま使っていたのですが、一時期コケが出だしたので、途中から不純物を除去するため、R.O.浄水器を使っています。こちらを使い始めてからコケの発生量が下がりました。

R.O.浄水器 エントリーモデルと言われる、マーフィードのエキスパートマリンZを使っています。
ホースからちょろちょろ浄水が出ますが、85%くらい”捨て水”が発生するのでちょっともったいないです。
バケツ一杯たまるのに、30分くらいかかります。
注ぎ口が長いアイリスオーヤマのガーデニングバケツは、水槽に水を灌ぐときに大変便利でおススメです。

キットには水道口に接続するアダプターも付属しており、私は風呂場の水栓に接続しています。

浄水がたまりましたら海水を作っていきます。
使っている海水塩はコスパのいいインスタントオーシャンです。
私の場合は海水塩の重さを計って塩分濃度を合わせています。

バケツ一杯(8L)にだいたい200gの塩を入れています。水の蒸発分入れてちょっと塩分濃度薄めです。
水温違うと比重変わるので、重さで調整。

浄水をためたバケツに塩を入れ、かき混ぜて溶かします。ダイソーで売ってるシリコン製のヘラが便利です。
その後馴染ませるためにエアレーションを行います(だいたい1時間ほどやってます)

エアレーションすると海水が飛ぶので、風呂場等飛んでも問題ないところでやることをおススメします。

ガラス面のコケを取り、海水をプロホースを使って抜く

海水を作っているうちに水槽の掃除をやってしまいます。まずはガラス面についたコケを落とします。
コケ取りはスポンジ等いろいろ試してきましたが、最近はこのスクレバーでコケ落としています。
海水に手を突っ込む必要がありますが、手っ取り早いのはこの方法です。

次に水を交換する分海水を抜きます。私はプロホースを使ってサンゴ砂にたまったゴミも一緒に吸い上げています。手元のホースを曲げて流量調整し、砂だけ落ちるようにします。

KENT プロスクレイパー2 ショートを使っています。ステンレスの刃を取り付けてコケをそぎ落としています。
ガラス面に付いたヘビガイ等もきれいにそぎ落とせます。

水中ポンプ等止めてから、プロホースを使って海水を吸い出します。

流量を調節して、管の中で砂と汚れを分離していきます。プロホースは淡水水槽のころから使っています。

作った海水を入れ、よく混ざったころに塩分濃度チェック

海水を抜いたら、新しい海水をゆっくり注ぎます。
10 分くらい経ってよく混ざってからから、比重計で塩分濃度を確認します。

以上が毎週のお仕事です。ちょっと時間はかかりますが、慣れてしまえば大丈夫です。

海水水槽メンテナンス項目【たまにするメンテナンス】

毎週するメンテナンスと違って、たまに行うメンテナンスを紹介します。
機器の動きが悪そうだったり、やる気が起きているときにおこないます。

プロテインスキマー掃除【泡の上がり具合により】

うちで使っている外掛け式のスキマーのゼンスイのスキマー QQ1。
たまに掃除をしないと泡の上りが悪くなってきます。

外部フィルター掃除【1年に一度】

私の場合は生物ろ過しかしていないので、1年に1度くらいのタイミングでやっています。
基本は海水で洗うだけです。水道水で濾過砂利洗うとせっかくのバクテリアが死んでしまうのでやってはいけません。

フィルター洗うのも水替えのタイミング。
フィルターを止め、止水弁を閉じてゆっくり風呂場へ持っていきます。

濾過砂利ケースを上下に動かすと茶色いヘドロがわんさか舞います。
抜いた飼育水でもう一度すすぎます。

フィルターのフタ部(電動ポンプ部)を掃除。なんかへんなものが付いています。
ポンプ部品周りを歯ブラシでごしごし洗っていきます。この辺は水道水でしっかり洗ってしまいましょう。
その後は組み立て、元に戻します。これをやると水量が復活します。

しかしこのエーハイム エココンフォート 2234はすごく長持ちします。今までいろいろ外部フィルター使ってきましたが、使い勝手やメンテナンス性も含め一番いいと思います。
次回もリピートの予定です(なかなか壊れないのでリピートできないが)。

メンテナンスしたらアプリで記録する

メンテナンスをしたら、アプリで記録を付けておくと便利です。

まとめ

SON
SON

海水水槽のメンテナンスについて書いてみました。メンテナンスした後のきれいな水槽を見るのが好きです。ここで書いたメンテナンススパンは私の場合で、飼っている生き物の数、エサの量、機材の性能によって変わりますので、いろいろ試して自分のできる範囲と水槽の変化を見ながら最適な方法、メンテナンススパンを探していってほしいと思います。

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