外掛け式のプロテインスキマーのゼンスイQQ1を使っています。インペラの掃除までやったら劇的に汚水回収スピードが上がった(新品時に戻った)ので、メンテナンスの重要性を再認識しました。
QQ1のメンテナンスについて紹介します。
ゼンスイの外掛け式スキマーQQ1
海水水槽での水質維持に必須なプロテインスキマー、我が家の水槽ではお手軽な外掛け式のゼンスイプロテインスキマーQQ1を使っています。
ウッドストーンで泡を出す方式とは違ってベンチュリー式を採用しているので、頻繁に掃除をしなくていいのがメリットです。
外掛け式スキマーQQシリーズラインナップ
外掛け式のプロテインスキマーはオーバーフロー式水槽ではない、普通の水槽+密閉式の外部フィルター方式のシステムにはお手軽で非常に便利です(お値段はお手軽ではないが仕方がない)。
ゼンスイのラインナップには外掛け式が2種類あります。
QQ1 | QQ3 | |
サイズ | W145×D110×H265mm | W203×D150×H405mm |
ポンプ消費電力 | 8.5W | 10W |
対応水量 | ~100L | ~300L |
希望小売価格 | 27,500円(税別) | 48,000円(税別) |
我が家の水槽は100LオーバーなのでQQ1ではちょっとSPEC的に足りていない状態での使用となっていますが、当時はQQ3見かけなかったような気がします。
大は小を兼ねるということで、今使っているQQ1が故障したら300Lまでの性能を誇るQQ3に置き換えたいところですが、QQ3はQQ1に比べて大きく奥行きは150mmもあり、我が家の水槽の位置から壁までの寸法を測定するとぎりぎり入りません。残念ながら同じ場所への置き換えは難しそうです(水槽蓋も追加工が必要だし)。
QQ1のメンテナンス
当面このQQ1を使っていくしかないので、長期間性能を発揮するようにしっかりメンテナンスをする必要があります。
使用している機器で1番メンテナンス必要なのがこのプロテインスキマーだと思います。
コレクションカップにたまった汚れを捨てる
微細な泡によって持ち上げられた汚れはコレクションカップに収集されます。
1番見やすい場所にあるので、溜まってきたら中身を捨てて、古い歯ブラシ等でコレクションカップについた汚れも落とします。
作業的には簡単で、電源はそのままでコレクションカップのみ引き抜き、床に垂れないようにプラスチック製の入れ物で受けて洗面台に持って行って洗っています。
スキマー本体を洗浄する【泡の上りが悪くなったらが目安】
泡の上がりが悪くなったり、コレクションカップへ汚水がたまるスピードが悪くなったらスキマー本体を掃除します。
コンセントを外し、途中の接続プラグを外してそこからスキマー本体をバケツ等に入れ、洗面台に持っていきます。スキマーの中の海水は汚れまじりなので、そのまま捨ててしまっていますので、タイミング的には水替え時の、海水を作っている待ち時間にやってしまいます。
エアー吸い込み口の塩詰まりをチェック
洗浄するポイントは2箇所。その一つがエアーの吸い込み口です。
ポイントはこのパーツ。エアーを吸い込むところです。ここが塩で詰まると泡が出にくくなります。エアーチューブを引き抜いて、つまようじや精密ドライバーで穴の中をごりごり削って固まった塩を取ります
上から見ると白っぽく見えるのが塩が固まっているところ。けっこう硬くこびりついています。
インペラ周囲を洗う
もう1箇所がインペラ部の洗浄です。
ポンプをバラして、中のインペラをしっかり洗うことで、泡の上がりが回復します。
グレーのモーターカバーを外します。めちゃくちゃ硬いので、手が痛くならないようにタオル等で抑えて反時計回りに回すと外れます。
精密ドライバー等使って隙間を広げながらモーターキャップを外します。
モーターキャップを外すとこんな感じになります。
赤いキャップは引っ張れば取れます。白いワッシャーも無くさないように外します。
続いてグレーのインペラを外します。磁力で取れにくいのでラジオペンチ等で摘んで引っ張り上げます
インペラが外れた状態。細い棒を折らないように。ここに水道水を入れて汚れを出します。
抜き出したインペラも歯ブラシ等でしっかり洗い、逆の順番で組み上げます
ゼンスイのスキマー QQ1 再起動方法
洗ったら元通りに組み立て、水槽に戻します。
スポンジがすごい汚れていてびっくりします。
内部に海水を満たします。こぼさないように。
電源ONし、吸気穴を塞いで海水が上がってくるのを待ちます。私は面倒なのでセロハンテープで固定して放置しています。
海水上がってきて流れ出したらセロハンテープを取って空気を導入します(泡が立ちます)
1年ぶりくらいにインペラを掃除したんですが、汚水のたまるスピードが半端ないです。
機能が復帰して嬉しいと共に、今までこんなに汚水分が水槽にあったのに取れていなかったのはちょっとまずいですね。
我が家の水槽は水量的にQQ1のSPECオーバーしているので、常に新品状態の機能がないとまずいのかな。もう少しメンテナンスサイクルを短くしないといけないかもしれません。
まとめ
外掛け式プロテインスキマーのゼンスイQQ1のメンテナンスについて紹介しました。このへんの機器がしっかり機能していれば海水水槽は大きく崩れないので、しっかりメンテナンスを実施していく必要がありますね
コメント