苔食性の魚としてそこそこ有名なカエルウオ。我が家の水槽にお迎えしてもうすぐ2年が経ちます。愛嬌のある顔つきでライブロック周辺で休んでる姿は大変癒されますし、他の魚との関係性も良好で水質にもうるさくないカエルウオについて紹介します
カエルウオについて
カエルウオはイソギンポ科、カエルウオ属の魚で、日本の沿岸の岩礁海岸や潮だまりでよくみられる魚です。体長は飼育環境にもよりますが、10㎝超えるくらいまで成長するようです。
体色は黒っぽく、よく見ると複雑な模様があるのが分かります。
ただ、他の熱帯魚に比べると地味です。
人に慣れる魚で、水槽を見ているとこちらに寄ってきます。目的はエサなんでしょうけど。
けっこうガラス面ぎりぎりまで来て、その場でじっとしているのでよく観察できます。
人に慣れない魚もいるので、慣れて近寄ってくれるカエルウオは愛着が湧きますね。
ただしカメラを向けると逃げてしまうので、写真を撮るのはなかなか難しいのですが。
海水水槽のコケ取り
カエルウオを導入したきっかけは、記事にも書きましたが水槽のバランスが崩れてライブロック等あちこちにコケが増えてしまったので、コケ取り生物が必要だったためです。
結局コケはシアノバクテリアだったのですが。
カエルウオ含めコケ取り生物はシアノバクテリアは食べてくれなかったですね。
シアノバクテリアの増殖が抑えられた後は、水槽面についたコケをかじり取る姿を見るようになりました。
人工エサもよく食べます。うちはキョーリンのメガバイトレッドを与えています。こちらは動物性のエサなのですが、カエルウオは水面まで上がってきてよく食べてます。
エサを食べるとばっとフンをします。他の魚に比べよく見る気がするので、フンをする頻度が多いのかも。
カエルに似ている?
口が横に大きくカエルのように見えることからカエルウオ。
目もくりっとしており、だいたい岩の上で休んでいるのでそんな様子もカエルに似ているのかもしれません。
顔を近くでじっくり見ると、目の上あたりに皮弁とよばれる突起物があります。
カエルウオ導入
カエルウオは潮溜まりにいるらしいのですが、私は今まで潮溜まりで見たことはありません。販売店で購入した方が早いです。送料込みで2,000円弱です。
カエルウオはいつものチャームで通販で購入。届いた時は2㎝くらいの小さな子でした。
水合わせして水槽に入れた後の様子が下の写真。警戒の為体色が白っぽく横帯が出ています。
暴れん坊のコバルトスズメに追われて落ち着かない様子でした。
その後コバルトスズメを隔離してからは落ち着いた感じになりました。
順調に成長し、10cm近く。したの画像のトゲトゲの貝との大きさを比較すると一目瞭然です。
夜のカエルウオの寝床
カエルウオは夜はライブロックの影に隠れて寝るので、照明が暗くなった後は見かけなくなります。
あるときニシキテッポウエビが掘ったライブロックの下で寝ている姿を撮ることができました。
毎回寝床は変えているようですね。
植木鉢の中で寝る
混泳について
カエルウオの他魚との混泳ですが、たまにギンガハゼの近くに行って追い払われますが、それくらいです。
エビやヤドカリ等への攻撃性もありません。
逆にホンソメワケベラにたまに突っつかれる程度です。
同種との混泳はやったことはないのですが、そこそこ大きくなることとナワバリを主張しそうなのでやめた方がいいと思います。
まとめ
カエルウオについて紹介してみました。コケを食べ、コケが足りなくなっても動物性のエサも食べるので餓死することもなく、水質変化にも強く愛嬌のある顔をしているのでおススメです。
コメント