リビングで使っているこたつの脚がぐらぐらになってしまいました。脚とテーブルを固定しているハンガーボルトの、脚側のタッピング穴ががばがばになっていることが原因でした。違うボルトを再固定し、DIYでこたつの脚の修理をしました。
我が家のリビングのこたつの脚の状況
我が家のリビングのこたつですが、寒いときはかなり人気が高く、家族でぎゅうぎゅうに入っています。子供がふざけて暴れると、こたつはずるずる移動されてしまいます。おそらくそれが原因だったかもしれませんが、こたつの脚がよく緩みました。
こたつの脚はボルトでテーブル側に固定されているので、ボルトが緩んでグラグラしていると思い、脚を回して締め込んでいました。
最近はそれでもグラグラが直らなくなっていました。
ということで、脚を外してどんな状況が確認すると、脚側のタッピングボルトがスカスカな状態でした。
もともと使われていたのはハンガーボルト
脚に固定されていたタッピングボルトがスカスカです。これではグラグラするはずです。
脚に固定されていたのはハンガーボルトというボルトで、半分ボルト、半分タッピングになっている特殊なボルトです。タッピング側を脚側の木材に固定するという構造でした。
ハンガーボルトのタッピング側が一回り太いのがあれば固定し直せそうです。
ホームセンターで見てみましたが、ボルト側の太さに合わせてタッピング側も太くなっています。ボルト側を変えるとテーブル側に固定できなくなるのでハンガーボルトの方式では直せないことが分かりました。
元々使われているボルトはM8サイズで、ホームセンターでは一番太いサイズ。
ということで、違う方法を考えます。
こたつの脚側のバカ穴をなんとかする
つめ付きナット方式 …失敗
脚側も金属のナット化ができれば良いので、ホームセンターの売り場を眺めて
M8のつめ付きナットを買ってきました。
木材に簡単にナットを付けることができます。
脚側、テーブル側もM8ボルトのナット(ネジピッチ1.25)になりましたので、ボルトの頭が無い“全ネジ“を買ってきました。長さは元々のハンガーボルトと同じ50mmがちょうどありました。
穴を広げてつめ付きナットで固定
M8のつめ付きナットは10.5mmの下穴を開けるように書いてありますが、手持ちの木工用ドリルの刃は10mmまでしかありませんでしたので、電動ドリルで10mmまで穴を広げます。
M8のつめ付きナットカナヅチで叩き込みます。つめががっちり木材に食い込むので少々ボルトをキツく締め込んでも平気です。
ナット側も金属になりますので、強度もアップです。
後はここに50mmの全ネジを半分締め込みます。
結果
結果は惨敗でした。
テーブルを引きずることによる脚に横方向の力が加わると、ナットの爪がはずれてしまいました。
ねじ込み式インサートナット方式
木材の内側にネジ溝を作れる、ねじ込み式インサートナットにします。
M8でなるべく長いのを選びました。
Amazonで”ムラコシ オニメD 【M8×25】 ≪5個1パック≫”を購入。
取り付け
参考した穴径が11.0~11.3mmとの記載ですが、手持ちのドリル径は10mmと12mmしかありませんでしたので、10mmの穴径でねじ込んでいきますがきつくて途中で止まってしまいました。
仕方がないので、穴入り口深さ15mmほど12mmのドリルで広げてみました。
あとは力業でねじ込みました。
木材側が円筒なので握力に頼るしかなくなかなか厳しかったですね。
これなら11mmのドリル歯も一緒に買ってしまった方がよかったかも。
修理完了
後は脚をテーブル側に固定すれば完了です。
しっかり固定することができました。
今回は一本だけでしたが、今後他の脚がダメになってきたらこの方法で直していきたいと思います。
まとめ
市販のこたつの脚の、ハンガーボルトのタッピングがきかなくなってしまった脚の修理方法について紹介いたしました。うまく修理して長く家具家電を使っていきたいですね。
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