バイクの種類もたくさんあったり、初めての方は用語が分からなかったりすると思います。経済性、乗りやすさ、機動性等から12年間バイク通勤を継続している私がバイク通勤におススメのバイクを提案します。
このページではバイク通勤に合うバイクについて書いていきます。
バイク通勤にはどういうバイクを買えばいいですか?
という疑問に答えていきます
バイク通勤におススメなバイクのエンジン排気量は?
エンジン排気量とは
この容積の大きさが出力(馬力)に比例してきます。バイクの場合は免許制度や税金等、ほぼ
すべて車重は関係無く排気量で語られます(電動バイクは排気量が無いので㏄の代わりにkW)。
カタログに出てくる排気量は、搭載エンジンの合計排気量が書いてあります。
例えば4気筒エンジンで排気量1Lとすると、1気筒250ccの燃焼室が4つあるエンジンとなります。
排気量が大きいほどエンジン出力(馬力)は大きくなると覚えておいていいと思います。
ちなみに排気量が大きい程燃費は悪くなります。車重も重くなりますし、エンジンのピストンも大きく重くなりフリクションが増えるからです。
いきなり”エンジン排気量”という言葉が出てきましたが、バイク選びには重要なキーワードなので、覚えておきましょう。
エンジン排気量91~125ccがおススメの理由
91~125ccのバイクが通勤におススメするバイクだと書きましたが、経済的なことも含め下記にまとめます
区分 | 排気量 | 軽自動車税 | ファミリーバイク特約 | ナンバーの色 |
原付(1種) | 50cc以下 | 2,000円 | 範囲内 | 白(原付サイズ) |
原付(2種) | 50~90cc | 2,000円 | 範囲内 | 黄色(原付サイズ) |
原付(2種) | 91~125cc | 2,400円 | 範囲内 | ピンク(原付サイズ) |
軽二輪 | 125cc超~250cc以下 | 3,600円 | 範囲外 | 白 |
表から経済的(軽自動車税が安くファミリーバイク特約範囲内)でエンジン排気量が大きいのは50~90ccですが、今はあまりこのクラスは売っていませんので、その次の91~125ccのクラスということになります。
原付(1種)には重い枷があります。最高速30㎞/hと二段階右折です。
内容 | |
最高速30㎞ | 最高速30㎞/h以上の道路でも、30㎞/h以上出してはならない |
二段階右折 | 3車線(片側、一方通行とも)以上の道路は、交差点で二段階右折が必要。 一番左のレーンを走行し、右ウインカーを出しつつ、直進し渡り先の左側端で右向きに変えて止まる。 二段階右折禁止のところもある(二段階右折禁止表示注意) |
幹線道路では最高速50㎞/hや60㎞/hの道が普通ですが、そこでも30㎞/hで走行しなくてはいけないので、逆に危ないです。また二段階右折もやりにくいです。なので、原付(1種)は通勤バイクにはおススメしません。
91~125ccでは高速道路は乗れませんが、バイク通勤考えている人は普通は高速道路での移動はあまり考慮に入れていないと思いますので、このクラスがおススメです。
バイクの種類のおススメは
このクラスでのバイクの駆動系種類は大きく分けて3つあります。
- MTタイプ
- オートマタイプ(AT スクータータイプが多い)
- セミオートマタイプ(セミAT スーパーカブタイプ)
1.MTタイプ
MTタイプはクラッチレバー(左手)を握ってクラッチを切り、左足でギアを変えていく普通のバイクのタイプで、半クラッチ操作も必要でエンストもあります。手軽にバイク通勤したい方にはおススメしませんが、両手両足を使って運転するのでバイクの運転の楽しさを味わえるタイプです。
2.オートマタイプ
スクーター全般に採用されています。アクセル開けるだけで加速していきますし、そのまま止まってもエンストしないので通勤におススメです。
左手で後輪ブレーキレバー、右手でアクセルと前輪ブレーキレバーを操作します。スクーター型はシート下に荷物も入ります。
ただこのタイプはエンジンと後輪をチェーンではなくゴムのベルトで繋ぎ、変速比を変えるいわゆる「ベルコン」(ベルト・コンバーター)仕様です。アクセル開けてから後輪が動き出すまでのタイムラグが、チェーン駆動に比べて発生するので、私的にはベルコン好きではありません。燃費にも差が出てきます。
カタログSPEC、WMTCモード値で125㏄エンジン車での燃費を比較してみます。
駆動系種類 | ベルコン | MT | 自動遠心クラッチ |
代表車種 | PCX | モンキー125 | スーパーカブ C125 |
燃料消費率 (km/L) | 47.4 | 67.1 | 66.1 |
比率(%) | 100 | 142 | 140 |
車重が違うので厳密ではありませんが、MTタイプのモンキー125㏄と比べても40%ものモード燃費の差が出ています
3.セミオートマタイプ
セミオートマとは、スーパーカブ独自の自動遠心クラッチタイプのことです。クラッチがあり左足でギアを選択するものの、クラッチレバーがありません。急に止まってもエンストしないのが特徴です。
また、チェーン駆動でギヤを自分で変えていくのでダイレクト感もあります。燃費もATに比べていいです。
スーパーカブ C125やスーパーカブ110などカブタイプがあり、最近クロスカブなどラインナップが豊富です。
私の愛車もスーパーカブ110(JA07)です。
110㏄あれば幹線道路でも他車に付いていけますし、車重も軽く取り回しも楽です。また大きな荷台があるので荷物もたくさん積めます。バイク通勤には91~125ccのスーパーカブがおススメです。
まとめ
バイク通勤におススメのクラスや車種を書かせていただきました。若いうちはスーパーカブ=配達バイクというイメージで自分が乗る対象にならなかったのですが、さすがはロングセラーバイク、30歳超えてくると魅力を感じて買ってしまいました。最近では魅力的なモデルもたくさん出てきて、通勤に使っている人もたくさん見かけるようになりました。
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