スーパーカブ110(JA44)に、スマートメーターを取り付けました。
本製品は、ドラレコおよびTPMS(タイヤ空気圧監視システム)を搭載した7インチ横長ディスプレイを備えたモデルです。今回は、ハンドルカバーを装着したスーパーカブへの取り付け方法や使用感について共有いたします。
現行JA44スーパーカブで感じていた不満点
JA44カブを使用する中で、以下のような不満点がありました。
後付け時計の時刻が徐々にずれてしまうため、常に正確な時間を把握したいと感じていました。
ツーリング時はスマートフォンをナビ代わりに使用していますが、スマホホルダーに固定していると、充電しながら使わなければ画面が消えてしまいます。
そのため常に充電ケーブルを接続する必要があり、雨天時には使えないという問題がありました。
また、休憩のたびにスマートフォンを取り外す必要があり、手間に感じていました。
2年前に取り付けたドライブレコーダーの映像はスマートフォン経由でしか確認できず、確認のたびに飛行機モードに切り替えて本体と通信する必要があり、操作が非常に煩雑でした。
さらに、アプリでスマホにダウンロードしても、ファイルを他に共有できず、別途保存・転送するにはSDカードを抜いてPCにコピーする必要があります。
対応アプリの操作性も悪く、長年更新されていない点も不満でした。
チューブレスタイヤに交換しているため、空気圧を常時把握したいと考えていましたが、
毎回手動で測定するのが面倒に感じていました。
このように改善しても、さらに利便性を求めたくなってしまいます。

スマートメーター導入の目的
そこで、以下の点に惹かれてスマートメーターの導入を検討しました。Apple CarPlay や Android Auto といった便利な機能を使ってみたかったこと。
Amazonでは、5インチや7インチ横長などモニターのサイズの選択肢が増えており、ドラレコやTPMSが付属したモデルも手頃な価格で入手できるようになっていたこと。
これらを踏まえ、
ドラレコ・TPMS付属、横長ディスプレイで口コミ評価の高いスマートメーターをAmazonで探し、今回の製品を購入しました。
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スマートメーターの固定方法
スマートメーター本体は想像以上に重量があります。
片側ミラー穴固定のバーでは強度的に不安があるため、両側ミラーを使った剛性の高いバーが必要と判断しました。
そこで、キタコ製のファッションバー(φ22mm)を購入し、これをベースに取り付けることにしました。
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取り付け作業
ファッションバーの取り付け
スクリーンを一旦取り外しました。
スクリーン自体は引き続き使用予定ですが、付属ステーではファッションバーと干渉するためです。
既存のドラレコ用フロントカメラやスイッチ類を一度取り外します。
後付けしていた時計は、スマートメーターに時計機能があるため撤去も考えましたが、
視認性が良く、電圧や外気温も確認できるため、そのまま残すことにしました。ナックルカバーは装着したままにし、ファッションバーの固定位置を試行錯誤しました。
できるだけバーを立て気味に固定し、スマートメーターが上側に来るよう調整しています。右ウインカーとのクリアランスは非常にギリギリで、約1mm程度でした。



後付け時計はファッションバーにタイラップで固定しました。

スマートメーターの取り付け
本体の取り付け
ファッションバーはφ22mmのため、付属のスペーサーを使用して固定しました。トルクスネジが採用されており、盗難対策としても安心です。

本体は非常にしっかり固定されましたが、ケーブルが太く、本体から約10cmの位置で各デバイスへの分岐があるため、カブでは配線を完全に隠すのは不可能です、あきらめました。

電源線の接続
電源は、以前取り付けていたドラレコの電源取り出し部を流用しました。
配線はやや細めですが、消費電流は多くないようです。
ACC線と12V+線を束ね、ACC ON時に12Vが入る箇所へ接続しました。
GND線も正しく接続します。

仮配線状態で。他のデバイスも接続し、動作確認を実施。
ACC ONでスマートメーターは問題なく起動し、カメラ映像も正常に表示されました。


問題ないことを確認後、各デバイスの配線を本格的に取り回します。
コントローラーの取り付け
本来はハンドルやハンドルバーへの取り付けが想定されていますが、
JA44はグリップヒーター仕様でグリップが太く、取り付けできませんでした。

そこで、ミラー共締め用ステーを使用し、ナックルカバーの取付穴に固定しました。
配線はファッションバーに沿わせ、右ハンドル付近へ引き回しています。


リヤカメラの取り付け
フロントまで配線を通す必要があるため、サイドパネルを取り外しました。

既存のハーネスに沿わせ、ハーネステープで固定しながら引き回します。
リヤカメラ側のコネクタが太く、リヤタイヤ上部付近で引っかかってしまったため、
最終的にはキャリアも外し、パネルを浮かせて通しました。
ヒューズボックス上を通し、フレーム左側のアクセルワイヤー沿いに通してフロントへ引き回しています。
カメラ本体は既存のドラレコと同じ位置に固定しました。


フロントカメラの取り付け
適当な取り付け位置が見当たらず、最終的にヘッドライト上部へ、付属の両面テープで固定しました。

カメラ本体には矢印表示があり、矢印側が上方向となるため、その向きで設置しています。
でも後で画像を確認すると上下逆になっていたので、画像見ながら180°回転させ調整しました。
結果として配線がかなり余ったため、余剰分はハンドルカバー内にできるだけ収めました。

スマートメーターのペアリング
外したカバー類を元に戻し、電源をON。
ホーム画面には、後方カメラ映像を背景に、時刻・電圧・TPMS情報が表示されます。
右下のアイコンからAndroidスマートフォン、iPhoneとペアリング。
特に難しい操作はなく、簡単に接続できました。

ミラー画面では、
Google Mapを全画面表示するモードと、音楽アプリを画面左側に表示する(Android)分割表示モードが選択可能です。

TPMS(空気圧センサー)のペアリング
スマートメーターのセンサー設定画面からペアリングを開始します。
「前輪ペアリング中」と表示された状態で前輪にセンサーを装着。

装着前の空気圧はエアゲージで170kPa。
センサー装着後、画面には1.7Barと表示され、精度は良好です。
同様にリヤタイヤも問題なくペアリング完了。
画面上には、空気圧(Bar表示)と空気温度が表示されます。

センサーは薄型ナットを専用スパナで固定する一般的な方式です。
空気注入時にこのスパナが必要なため、キャップと一緒に工具バッグへ収納しました。
後日普通の13㎜スパナでやってみたら普通に薄いナットを締めることができました。
実際に走行してみて
アイドリング時は振動で画面がやや揺れますが、
走行中はファッションバーの剛性もあり、画面のブレはほとんど感じません。
iPhoneにつなげるとApple CarPlayとなります。Android Autoがアイコンが左側に表示されるのに対し、Apple CarPlayは左となります。両方使ってみましたが、私はApple CarPlayの方が使いやすいかなと思いました。


Google Mapも問題なく視認できます。
コントローラー操作でホーム画面に戻し、後方映像を確認しながら走行することも可能です。

設定次第では、画面の半分をフロントカメラ、半分をリヤカメラにする表示もでき、
個人的には非常に面白いと感じました。

スクリーンの取り付け
スマートメーター装着後、スクリーンも取り付けたいと考えましたが、
純正のスクリーン取付ステーではファッションバーと干渉してしまい、そのままでは装着できませんでした。
しかし、せっかく剛性の高いファッションバーを装着しているため、
このファッションバーを利用してスクリーンを取り付ける方法を検討しました。
いくつか取付方法を考えた結果、
湾曲形状のスクリーンと台形形状のファッションバーを確実に固定するため、コストはかかりますがボールジョイント方式を採用することにしました。
今回使用したのは以下のパーツです。
・U字クランプベース U字クランプ ラム マウント 互換品パーツ
・Kaedear 中間マウント 25.4mm 1インチボール KDR-R1-2
・Kaedear バーマウント ボールジョイント アルミ製 KDR-R3

スクリーン側の取り付け部は、ボルト取付穴間隔が40mmとなっており、これはハンドル取付用のU字固定金具のボルト穴間隔と同じです。この点は以前使用していた経験から確認済みでした。

今回、約20年ぶりに追加購入しましたが、仕様は当時と変わっておらず、そのまま使用できました。このパーツをスクリーン側に取り付けます。

ファッションバー側には、バー固定用の1インチボールジョイントを2個取り付け、
スクリーンとしっかり固定しました。締め付けは専用工具を使用する構造となっており、
盗難防止の面でも安心できる仕様です。

取り付け後は非常にがっちりと固定され、
走行中も風圧に負けることはありませんでした。

ドラレコ映像の保存について
ドラレコ映像はスマートメーター内部のSDカードに自動保存されます。スマートメーター本体の操作で、その場で映像確認が可能です。専用アプリを使用すれば、スマートフォンへのダウンロードも行えました。


ヘッドセットとの接続
スマートフォンをハブとして、スマートメーターとヘッドセットを接続する構成です。ナビ音声や音楽再生も問題なく利用できます。
タッチペンの導入
本スマートモニターはタッチパネル式のため、直感的に操作できて非常に使いやすい製品です。
ただし、指で直接操作すると指紋が付きやすく、また走行中はグローブを外さなければならない点が気になっていました。
そこで、グローブを装着したまま操作できるタッチペンを探したところ、
強力磁石付き+落下防止ワイヤー付きという、バイク用途に適した製品を見つけました。
スタイラスペン ¥1,770(2026年4月時点 / Amazon)
ファッションバーはステンレス製のため磁石は付きませんでしたが、
ミラーシャフトにはしっかりと固定することができました。

磁石の保持力は非常に強く、走行風程度では外れることもなく、安心して使用できています。
落下防止ワイヤーも付属しているため、万が一の脱落時にも安心です。
このタッチペンを使用することで、
グローブを装着したままスマートモニターの操作が可能になり、利便性が大きく向上しました。
長距離ツーリングで使用してみた
スマートメータが付いたので行きたくなるのが長距離ツーリング、ということで能登半島へのツーリングで雨や晴れの中3日間使ってきました。
大画面でナビが見やすく、知らない土地でも安心して走行できました。また二日間は雨の中の走行だったのですが、スマホはBOXの中に入れっぱなしでOKでした。
今回はiPhoneSEに接続してApple Car Playでナビをしましたが、バッテリの減りが早く2時間くらいで20%を切る勢いだったので、モバイルバッテリーに接続して使用しました。


三日目は強い日差しの中の走行でしたが、モニターが見にくいことはありませんでした。
トンネルに入ると最初は眩しかったですが、徐々に暗くなっていきました。これは照度を見てパッと暗くしてもいいのではないかと思います。


三日目では接続が切れて、自動で再接続になることがちょこちょこ発生しました(1時間に1回くらい)。10秒くらいで復帰するので問題ないのですが、進路変更する近辺で起きた時には少し焦りました。とはいえ、全体的には満足です。知らない土地でも運転や周囲の景色に集中できました。
耐久性
まとめ

7インチスマートメーターをスーパーカブに取り付けました。Amazonの中では価格が高い方だったせいか問題なく動いています。あとは耐久性がどれくらいもつかですね。


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