おうちの中で滝気分!?滝のあるアクアテラリウム水槽を立ち上げる【立ち上げ編】

アクアテラリウム【淡水】

二段の滝があるアクアテラリウム水槽を2年前に立ち上げました。夏休みの自由工作におうち時間を使って家の中に滝を作ってみてはどうでしょうか?
本記事では実際の製作した手順を紹介していきます。

この記事で分かること
滝のあるアクアテラ水槽の作り方

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滝のあるアクアテラリウム水槽を立ち上げる

前記事で アクアテラリウム水槽や、滝のあるアクアテラリウム水槽立ち上げに必要な機材、材料の紹介をしました。

実際の作業を紹介していきます。

滝や植物を植えるフレームを作成する

石を積んで陸地を作って滝を作ってという方式にすると、メンテナンスしにくくなってしまいますので、今回は水槽とは独立したフレームを組んでいきます。

3㎜厚の透明なアクリル板を切り出し、上段と下段の仕切り版としました。
黒色のプラスチックダンボールを向きに注意して カッターで切り出し、セロハンテープで仮止めしていきます。この上に石やら植物やら水が乗ってきますので、そこそこ強度が必要です。
このアクリル板の下あたりに水面が来ます。

3㎜厚の透明なアクリル板の上にも黒色のプラスチックダンボールで滝つぼや植物を置く場所を作っていきます。
良さそうであれば、セロハンテープで仮止めしていた所をシリコンシーラントで接着していきます。
当初は写真のように水中にネットを貼っていましたが、魚の移動が阻害されてしまったので後で取っています。

設計図もなく適当に作ったので、この状態で水槽に入れて大きさ、形状を確かめます。
黒いプラスチックダンボールには石とかバージンコルクを貼り付けるので、水槽との間はそれを考慮した隙間を確保します。
外掛けフィルターはポンプ部を水中にしなくてはならないので、ホースで延長させています。

フレームをまた取り出し、プラスチックダンボールに石やバージンコルクをシリコンシーラントで接着していきます。シリコンシーラントが乾くまでは接着力はあまりないので、貼り付ける面を上にして石を貼り付け、十分乾燥させます(私は一晩乾かしました)。

シリコンシーラントが乾いたら、水槽に入れて実際に水を流して自分の思い通りに滝として流れるか確認します。
外掛けフィルターの水中ポンプを延長させているので、このままでは水槽ガラス面に接触して非常にうるさくなります。ゴム製の吸盤をガラス面と水中ポンプの間に挟むと良くなります。

植物を植えていく

水の流れが思い通りに流れたら、仕上げにかかっていきます。
ゼオライトを滝つぼに敷きます。

次に植物を植えていきます。
ホームセンターで小型の観葉植物とミズゴケを買ってきました。土に植えられたタイプではなく、水に浸かっているのがいいと思います。

観葉植物はポットから出し、土が水槽に出ないようにフィルター用のマットで包み、水を浸み込ませたミズゴケで隠していきます。
白い花が付いているのはスパティフィラムです。この花が気に入ったので購入してみました。

この時の失敗:見ためいい感じですが、この後植物が大きくなっていき、手狭感が出てしまったので、後で植え替えました。成長することも考慮に入れてレイアウトした方がいいです。

石には苔を置きました。庭のブロックに生えてたのを採ってきました。
苔はホームセンターでも売っていますので、お気に入りの苔を置いてみてください。
また、水草で売られているウイローモスも、岩を伝って水上葉に変化しますので、水面下あたりに設置すると面白いと思います。

最初に入れた水は数日回したら捨てて新しい水に入れ替えましょう。

LEDライト用リフターをアクリル板で作製

植物を植えると、テトラ パワーLEDファインを水槽の縁に設置したのでは低く感じられてしまうので、リフターを作りました。水槽の厚みと同じアクリル板で、接着剤を使って固定部分を別パーツで接着剤で固定して、15㎝程リフトアップさせました。

生物を入れる準備をする

まず水を作ります。新しい水にカルキ抜きを入れ、市販のバクテリア等を入れて外部フィルターを回します。外部フィルター内の濾過炭や、滝つぼに敷いたゼオライトにバクテリアが定着するのを待ちます。

私のように淡水水槽を別で維持している場合は、その水を入れたりします。
数日しっかり水を回して待ちましょう。

アクアテラ水槽おススメの生物

アクアテラ水槽おススメの生物を紹介します。
アクアテラ水槽は通常の水槽に比べて水中が狭いので、基本生物は少なめがいいと思います。
また、水中内の水流が弱めになりますので、水流が弱いところを好む生物がいいと思います。

メダカ

メダカは水面付近を泳ぐ魚なので、水辺を再現したアクアテラ水槽にはちょうどいい魚だと思います。今ではホームセンターのペット売り場でも色々な種類のメダカが売っています。
最初はお手頃な黒メダカやヒメダカあたりはどうでしょうか。

紅白が綺麗なビーシュリンプ

赤白で派手な小型のエビのビーシュリンプもおススメです。うまくいけば抱卵して稚エビが育つのを見ることができます。
ただちょっと値段が高いことと、飼育が難しいのでこちらも水槽立ち上げて半年くらいして水が落ち着いたらチャレンジしてみてはどうでしょうか。

単独でベタ飼育

戦う魚として有名なベタ。ペットショップでガラス瓶に単独で入られれて売られているのを見ると思います。複数入れたら喧嘩するので、単独で売られています。
色やヒレの形も色々あって、綺麗な魚だと思います。
混泳に向かないので、飼うならベタ単独がいいです。
ベタも強い水流を好まない魚ですので、水流の弱いアクアテラ水槽にはおススメな魚です。

金魚もいいかと

強い水流が苦手な金魚もいいと思います。金魚はよくフンをして水を汚す魚なのですが、そこはアクアテラリウム、植物が水を汚す原因の養分を吸ってくれるので、水は綺麗に保たれるし、植物はそれを栄養によく育っていきます。
私も今は子供が金魚掬いでとってきた出目金が一匹入っています。水の匂いを嗅いでも臭くありません。

お掃除係の石巻貝とミナミヌマエビ

掃除は生物にしてもらうのが断然楽です。ガラス面に付くコケは貝類がいいです。中でも石巻貝はしっかりコケを食べてくれる淡水水槽の定番の貝です。ホームセンターのペット販売コーナーでも良く見かけるメジャーな貝です。
また、勝手に繁殖して数が勝手に増えてしまうこともないです。

水草についたコケや食べ残しのエサの処理で、ミナミヌマエビをおススメします。
成長しても2,3cmくらいで、あまり目立ちません。
隠れ家がしっかりあれば、繁殖して稚エビが生まれますので、うまく維持できれば長期間追加で購入しなくても何世代にもわたって掃除してくれます。

アクアテラ水槽維持するには

給水が必要

植物が水を吸収するので、普通の水槽に比べ水の減りが早いです。毎日、もしくは二日に一度給水をして水位を保つ必要があります。

注意:水道水をそのまま給水しないこと。カルキ抜き剤を使うか、1日以上汲み置きして塩素を抜いて給水すること

上記対応をしないと水道水によって水を綺麗にするバクテリアがあっという間に死んでしまいます。
私は1L入る水差しを用意し、水を汲み置きして二日間置いた水を給水しています。

最初は植物へも水やりを

植物の根が伸びていくまでは植物へも水やりを行ってください。水やりといっても水槽内の水をかけてやるか、給水時に植物へもかけてやります。ミズゴケが乾燥しなければいいと思います。
そのうち根が伸びて水面下まで伸ばしていきますので、そうすれば特に水やりは必要なくなります。

フィルターを洗うときは必ず飼育水で

水替えもした方がいいです。プロホースを使ってフン等取り除きながら1/3くらい交換します。
フィルターも掃除するのですが、中のフィルターは交換するのではなく、交換した飼育水ですすいで戻します。中にバクテリアが住んでいますので、破けたりするまでは洗うだけにしておきます。

まとめ

SON
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アクアテラ水槽の立ち上げ手順、おススメの生物に関して書いていました。アクアテラ水槽はどんどん植物が育って変化していきますので、その変化を楽しむことができます。

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