巣ごもり生活にとてもおススメしたい海水水槽ですが、私が3年前に海水水槽を立ち上げた記憶をもとに、海水水槽の立ち上げ方を紹介していきます。海水環境作りも仕上げに入り、バクテリアをさらに増やすべく生き物がたくさんいるライブロックを入れていきます。
ライブロックを入れて海水魚投入最終段階へ
今まで60㎝海水水槽の立ち上げを紹介してきました。いよいよ最終段階になります。
海水水槽にライブロックを入れていきます。
ライブロックとは
サンゴの死骸等の石灰石の表面に石灰藻などが付着したものです。内部に小さな隙間が無数にあり、そこにゴカイの仲間や微小な甲殻類や微生物がたくさん生息しています。まさしく字のごとく生きている岩です。
イソギンチャクやサンゴの土台となるだけではなく、濾過バクテリアもたくさん住んでいることから、水質維持のためには不可欠となります。入れた記憶もないのにあるとき2㎝くらいのカニがいてびっくりすることがあります。小さいころライブロックとともに水槽に来ているのでしょう。
ライブロックはkg単位で購入することができます。
ライブロックについている生物
ライブロックにはいろいろな生物が付着しており、穴がたくさん開いているので小型なカニやテッポウエビなども紛れ込んでいます。
知らない生物が湧いてくる、というのもけっこう楽しいです。うちのライブロックにはこういう生き物が住んでいます。ほとんど名前は分かりません。
花のような丸いのがケヤリムシ。現在大きさは約φ20㎜くらい。本体はライブロックの中にあり、驚くと一瞬で引っ込みます。
隣の明るい紫なのが石灰藻です。石灰藻が繁茂する水槽はサンゴやイソギンチャクにもいい環境と言われます。
真ん中の薄い青色しているカイメンの仲間ですかね?横からシマシマの触手が揺れていますが、クモヒトデの足のようです。本体はカイメンの下ですが大丈夫なんですかね。
白くて渦を巻いているのはウズマキゴカイです。こいつはガラス面などにも増えていくちょっとやっかいな生物です。
管から二本の長い触手を出してる、ゴカイの仲間?
ライブロックを水槽に入れる前に
ライブロックは水槽に入れる前にはキュアリングを行います。海水の中でエアレーションをかけておきます。すると輸送中に死んでしまった生物の死骸や汚れを取り除くことができます。
立上げ水槽の方ですが、海水を回し始めて一週間が経ちましたのでライブロックを入れていきます。
さっそく近所のアクアマリンでライブロック 2kg分(2500円/kg)を買ってきました。お値段もそこそこします。今回は枝状のものが多いでしょうか。
後からわかったのですが、このライブロックにはサンゴが付いていました。こういううれしいおまけもあったりします。
海水水槽に投入。中心部のライブロック台の上に設置してみました。
この水槽サイズに2㎏では少なかったかもしれませんね。
ライブロックをどかした後にはカニが一匹。だいぶ大きかったのでかわいそうですが退場してもらいました。
リフジウム水槽には海藻を
今回はリフジウム水槽も設置しました。こちらには海藻を入れます。
一般的に手に入りやすく、そこそこ丈夫なのは海ブドウです。正式名称はクビレズタといいます。
リフジウム水槽には軽くリーフサンドをしきました。ライブロックと同じく近所のアクアマリンで1カップ500円で買ってきました。
ヨコエビ等微生物も付いていましたので、そのまま入れます。
ライブロックを入れたらライトを点灯
ライブロックは石灰藻などが付いていますので、ライトを点灯させます。コントローラーの設定をし、10時間くらい点灯します。夜に見たいので、昼から夜22時くらいまで点灯設定しました。
ライブロックの方はまずは1灯だけ点灯させます。
リフジウム水槽の海ブドウももちろん光は必須ですので、ライトを設置し点灯します。
Amazonで、クリップライト HHZR04 デスクライト ¥ 2,890 を購入。
ライトスタンドからクリップで吊るしました。
青いLEDを点灯させました。中心のライブロックにスポットライトのように当たり、なかなか幻想的です。
まだまだ海水は出来ていません(バクテリア繁殖)ので、魚を入れるのはじっとがまんです。
家族からの、「早く魚を入れて!」という誘惑に負けずに数週間海水を回し、検査紙で水質をチェックします。
まとめ
主にライブロックについて紹介しました。ライブロックから出てくる生物を見るのもなかなか面白いです。ライブロックは多めに入れた方が水質維持には効果的ですが、けっこうお高いのでその辺が悩みどころですね。
これで魚を入れる準備ができました。この待つ間にメンテナンス用品等揃えておきたいですね。
コメント