コロナ禍で生活スタイルが変化する中、バイクツーリングを始める人が増えているとのことです。3密にはなりませんし、開放感が味わえますので。これから梅雨が終わればツーリングにいい時期となりますので、ぜひおススメしたい趣味のひとつです。通勤で使っているスーパーカブでのツーリングの楽しみ方を紹介します。
バイクツーリングの楽しみ方
普段行かないところに行ける
私のバイクツーリングの魅力は、公共交通機関で行けない行ったことのない場所に行き、そこの風景や食べ物、文化に触れることで非日常を味わえることです。
自動車と違って車幅が狭いことから、景色の言い場所に出たらちょっと道路わきに停めて景色を堪能することができます。
また自然に直に触れているので、周囲の変化を体感できます。例えば暑い日にトンネルに入ってヒンヤリするとか、花や草木の匂いが香ってきたり、逆に牧場で香ばしい匂いがしたり、川の流れる音がしたりと五感で感じることができます。
深い山道を走っていて、集落を見つけたりすると、こんなところに住んでいるのかとここでの暮らしや歴史に思いをはせたりしています。
バイクをうまく操れるようになるのが楽しい
また目的地までの”移動”も楽しみの一つで、山道のアップダウンをうまくギアをチェンジさせてたり、適切なブレーキングができて走れると人馬一体感を感じられます。
自動車と違って無理すると転倒する恐れもありますので、常に路面の状況によって乗り方を変える必要があり、そこそこ速く走るには技量が必要になってきます。
自分の技量が上がってきて、速く走れたり思い通りにバイクを操れたりすると達成感を味わえます。
経済的に移動できる
自動車に比べて移動費も安く上がります。例えば燃費。バイクの方が2倍近くいいです。有料な橋やトンネル、フェリー等もだいぶ差があります。特に原付クラスは安く設定されています。
通行料金 | |
普 通 車 | 740円 |
自動二輪車(125ccを超える) | 590円 |
原動機付き自転車(125cc以下) | 70円 |
現地での駐車場代も自動車に比べて安いので、お得に旅を楽しめます。
目的地設定をする
海や山へ行く
あても無く走り回るよりは目的地を決めてそこまでの行程を楽しみましょう。
やはり非日常を味わいたいので、海が無い埼玉県に住んでいる私は海を良く目的地にします。
海岸線を走っていると、岬等の先端に行きたくなります。有名どころから名も知らない岬など。気軽に経由地を変更したり、脇道にそれていったりできるのもバイクの魅力です。
また暑い季節には涼を求めて山や高原に行くのもいいと思います。暑い下界からどんどん涼しくなっていくのを体感できるのはバイクならではです。
道の駅に行くことを目的にする
今ではあちこちにできている道の駅。旅の途中に休憩で寄るイメージですが、その地の特産品やお土産、新鮮な海の幸山の幸が売っています。そこまでの旅も楽しみ、帰ってからお土産で楽しむということもできます。
道の駅スタンプラリーというのがあります。旅のついでにスタンプラリーも楽しんでしまうのはいかがでしょうか。私は2009年に関東道の駅を2年かけて回りました。
どのようなルートで行けば効率的に回れるのか、何時に出発すれば営業時間までに回れるのか(スタンプは店内にあるのが多く、営業時間内までです)、計画立てるのも楽しいです。
お土産も忘れずに
お土産もツーリングも目的の一つです。ご当地グルメも最近は充実しています。
私はよく地酒を買っていました。また家人のためにご当地レトルトカレーを探しては買って帰ります。
帰宅してお土産を食しながら土産話をするというのも楽しいものです。
パワースポットに行く
神社などのパワースポットに行くというも目的地の候補に入れてもらいたいと思います。
話のネタにもなりますしね。
埼玉県ではやはり秩父の三峰神社が有名です。白い気守の配布は終わってしまいましたが、一度は行ってもらいたいパワースポットです。
秩父市街からもまだ結構奥地になりますので、時間には余裕を持って行ってください。
神社ではたいてい交通安全ステッカーがありますし、私は秩父神社から御朱印集めも始めました。
神社以外のパワースポットで行ったことがある有名どころでは、長野の分杭峠という場所があります。
現在は昨年7月の豪雨の影響により行けないようですが、行けるようになったらぜひ行ってみてください。
やはりあこがれの北海道へ!
やはりバイクツーリングの聖地北海道には一回はツーリングで行って欲しいと思います。
広大な自然に圧倒されます。延々と走っても次の集落にたどり着けないとか、数キロに渡ってまっすぐな直線道路とか。
美味しいものも沢山あります。夏はやはりエゾバフンウニのオレンジ色のウニ丼とか、十勝の豚丼とか。グルメツーリングもいいと思います。
ツーリングバイク比較
バイクも様々な種類がありますが、ツーリング観点で過去乗ってきたバイクで比較したいと思います。
スーパーカブ スーパーカブ110 | 250㏄クラス FTR223 | ビッグツアラー VFR800 | 電動バイク EV-neo | |
バイクの排気量 | 110cc | 223cc | 800cc | 2.8kW(定格0.58kW) |
高速道路 | 乗れない | 乗れる | 乗れる | 乗れない |
航続距離(実用) | 200㎞ | 250㎞ | 400㎞ | 20㎞ |
シート高 | 73㎝ | 78㎝ | 80㎝ | 76㎝ |
車重 | 93㎏ | 126㎏ | 233㎏ | 110㎏ |
ツーリングバイクとして設計されているVFRでは長大な航続距離と高速道路に乗れる排気量を持っています。二人乗りでもパワーに余裕がありますので、ロングツーリングも苦になりません。
エンジン回転数が上がるほどエンジン振動が打ち消されるV型4気筒エンジンなので、高速道路ではカウリング効果もあり非常に楽でした。
ただ、車重が200㎏を超えてきますので、取り回しは大変です。2回ほど立ちごけをしてしまったのですが、なかなか起こすのが大変です。
道が悪くなってくるとかなり厳しいです。砂利道などは非常に集中力が必要です。
高速道路が乗れ、車検のいらない250㏄クラスのFTRですが、あまり荷物が積めません。また何回か高速道路を走行したのですが、エンジン振動と走行風がきつくてあまり遠くに行きたいと思わないバイクでした。
街乗りは早いです。
一方スーパーカブ110ですが、車重が軽いので旅先の見知らぬ道でもどんどん入っていけます。またシート高が低く足つきもいいので、道が少々悪くても心配ありません。
荷物もたくさん載りますので、キャンプツーリングも問題ありません。田舎道を景色を眺めながらゆっくりとことこ走るにはもってこいのバイクだと思います。
高速道路に乗れないのと、航続距離がちょっと短いのが弱点です。
スーパーカブ110でのツーリング
スーパーカブ110でも十分ツーリングに行けますが、原付ということでいくつか注意すべき点があります。
走行距離、走行時間目安
高速道路に乗れませんので、走行距離の制約は出てきます。私の場合は和歌山の潮岬に行った時は朝出発してほぼ走りっぱなしでしたが、1日430kmくらいでした(これだけ走れれば十分かもしれませんが)。ちなみにこの時は朝5時に出発して10時間くらい走っていました。
現実的には日帰りでは往復250kmくらいの範囲なると思います。運転手の疲労もありますし。
もっと遠くへ行きたい場合は宿泊を挟むことになります。
どうせ寝るだけであれば、ビジネスホテルという選択肢もあります。バイクも大体停めさせてくれますし、翌朝早朝に出発する場合も対応してくれますのでおススメです。
後はキャンプも楽しんでしまうというプランもあります。ただ慣れていないとキャンプするだけで疲れますし、ツーリングに適したコンパクトで軽量なキャンプ道具を揃える必要が出てきますので、ちょっと上級者向けかもしれません。
下道走行での注意事項
高速道路以外にも自動車専用道路というものがあります。例えば東海道のR1では3ヶ所くらい自動車専用道路があり、原付以下の軽車両は通行できません。急に国道を下されて道が分からなく、思わぬ時間のロスになってしまいます。
帰宅時の時間によっては渋滞にはまることがあります。特に首都圏ではナビ通りに最短距離を行くとそうなる傾向が高い気がします。
朝早く(4時5時台)に出発して昼には帰宅の途に着くようなプランだと、うまく渋滞を避けることができます。
チューブタイヤはパンクに注意
長距離走るということは、その分パンクに遭う確率も上がっていきます。
スーパーカブのチューブタイヤはパンクするとすぐに空気が抜けて走れなくなってしまいますので、パンク修理剤等もしもの備えをしっかりしておくと安心です。
長時間走行時のお尻のケア
スーパーカブの乗車姿勢では自分の体重がお尻に集中しますので、数時間乗車しているとお尻が痛くなります。
私の尻イタ対処法は、信号待ちのとかに両足で立って尻を浮かせ、キュッと尻に力を入れて締める。するとそれでまた数十分何とか持ちます。
他には座布団を追加する手もあります。急な雨にも対応できるよう防水仕様がいいと思います。
まとめ
バイクツーリングの楽しみ方、目的地設定、ツーリングバイク比較、スーパーカブでのツーリングについて書いてみました。興味を持っていただけたでしょうか?
元々自動車が好きで色々なところに行っていたのですが、バイクに乗り始めてからはバイクの魅力が勝りバイクツーリングばかり行っていました。
安全第一ですので無理せずツーリングを楽しんでください。
コメント